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 フラワーデザイナーの佐藤俊輔さんが一日一花、暮らしが華やぎ、活力をもらえるおすすめの花をナビゲート。今日は、花を飾ってみませんか?

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2月8日の花はチューリップ「ファンシーフリル」

 パリから電車とバスで約1時間のところにある、ノルマンディー地方の小さな町・ジヴェルニーに、印象派の父である画家のモネが暮らした家と庭園が残っています。

 そこでモネの代表作、睡蓮のモチーフになった蓮池が見ることができます。

 絵画の世界そのままの蓮池も見事ですが、モネの家の正面に広がる庭園も一見の価値ありで、以前、春にジヴェルニーを訪れた際、庭園いっぱいに広がるチューリップに目を奪われました。

 10年ほど前、日本では、チューリップの花壇は色別にきっちりと区切られたものが主流でしたが、モネの庭園は、さまざまな色と品種のチューリップを配置しつつも、全体が調和する、まさに印象派の絵画のような植え方だったのです。

 「ファンシーフリル」は花びらの先に細かい切れ込みが入るフリンジ咲きの品種で、このフリンジ咲きのチューリップを初めて見たのもこのモネの庭でした。

 モネの絵画は沢山のグッズが発売されています。明るいチューリップをモネの睡蓮をあしらったビニール花器に生けてみるのも素敵です。

【ピンクのチューリップの花言葉】愛の芽生え、誠実な愛、真実の愛、恋する年頃、思いやり
【ピンクのチューリップが誕生花の人】3月19日生まれ

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佐藤俊輔(さとう しゅんすけ)

フラワーデザイナー。大手百貨店退社後、花の世界へ。2014年モナコ国際親善作品展国内選考会で特別賞を受賞。'17年「女性自身」(光文社)、’19年日本最大級の花材通販「はなどんやアソシエ」にて季節のアレンジメントを連載。’20年から、CREA WEBにて「Playful Flower Life!」連載中。

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フラワーデザイナーの佐藤俊輔さんが一日一花、暮らしが華やぎ、活力をもらえるおすすめの花をナビゲート。花にまつわるトピックスや飾り方などもあわせて紹介します。今日は、花を飾ってみませんか?

 

2022.02.08(火)
文=佐藤俊輔
イラスト=佐藤弘昌