東北の自然の恩恵を頂く品が揃う店

◆民芸 パパヤー(みんげい パパヤー)

 秋田市の中心地から少し離れた新屋に2021年5月にオープンした、器が中心の民芸の店。

 通りには鮮魚店や青果店、寿司店にしょっつるの会社や味噌の店などが並び、近くには秋田公立美術大学も。訪れたその足で街歩きも楽しみたい。

  築100年は経つという建物の1階は、小さなスペースながら秋田の作り手を中心に樺細工、陶器、硝子、木工品、漆器などがあり見応え充分。

 店主の阪本真千代さん自身が沖縄で織物を学んでいたという繫がりで、沖縄の品物も並ぶ。

 編組品ではないが、樹皮を利用した角館の山桜の樺細工もまた東北の自然の恩恵を頂く品のひとつ。

 樺細工の老舗、八柳商店と秋田を拠点に活動するデザイン会社「casane tsumugu」が協働した品物も取り扱う。

 器も、秋田の白岩焼、中嶋窯、三温窯など地元の作り手の作品が並ぶ。

民芸 パパヤー(みんげい パパヤー)

所在地 秋田市新屋表町10-14
営業時間 13:00~17:00
定休日 日曜、冬季休業有
Instagram @mingei.papaya

Text=Akiko Sato
Photographs=Wataru Sato