#02「クロスティーニ カプレーゼ」の作り方

 日本でもおなじみの、トマトとモッツァレラチーズを交互に並べて食べるカプリ島の郷土料理「カプレーゼ」。

 今回はそんなカプレーゼを、「クロスティーニ」にします!

 バルサミコ酢で仕上げるのもポイントです。

 今回使うのは、「ボッコンチーニ」という、ひと口サイズのモッツァレラチーズ。最近、日本のスーパーなどでも手軽に買えるようになりました。

 ちなみに「ボッコンチーニ」とは、イタリア語で“ひと口サイズ”という意味で、チーズ以外にもお肉やお魚、お菓子など色んなものに使います。

 以前、イタリア人の友人に日本のサイコロステーキを説明するときに「牛肉のボッコンチーニのステーキだよ」と言ったら、ちゃんと伝わりました!

■材料(2人分)

・バゲット:4~5cm
・プチトマト:8個
・モッツァレラチーズ(ボッコンチーニ):適量
・バジル:2枚
・オリーブオイル:小さじ2
・塩こしょう:適量
・バルサミコ酢:小さじ2

■作り方[所要時間:10分]

(1) バゲットは約1センチ幅に切り、トーストする。

(2) プチトマトは4つ切りに、ボッコンチーニは半分に切る。バジルは小さく手でちぎる。

(3) バゲットの上に、(2)をバランスよく並べ、塩こしょうをして、上からオリーブオイルとバルサミコ酢をかける。

★Point

バルサミコ酢はかけすぎないように。

#03「マグロとイタリアンパセリのクロスティーニ」の作り方

 イタリアでも、よく食卓に並ぶマグロ。

 以前、取材のため、イタリアで一番大きな魚市場に行きましたが、日本のように、マグロを部位ごとにさばかず、大きなのこぎりのようなもので、頭から尻尾まで筒切りで切っていました。

 そのため、イタリアのスーパーでは、大きな塊で売っていることが多いです。

 イタリアに滞在していたとき、炭火で焼いた3センチほどの厚切りのマグロに、レモンとオリーブオイルをかけたものを食べましたが、シンプルでとても美味しかったです。

 日本はお刺身がどこでも手に入るので、今回はお刺身を使ったオリジナルレシピをご紹介します!

 大葉との相性が良いように、イタリアのハーブと合わせても美味しいマグロ!

 ちょっと変わり種のクロスティーニです。

■材料(2人分)

・バゲット:4~5cm
・マグロ(生):100g
・イタリアンパセリ:2本
・ケッパー:6粒
・レモン汁:小さじ2
・レモンの皮:少々
・オリーブオイル:大さじ1
・塩:少々

■作り方[所要時間:10分]

(1) バゲットは約1センチ幅に切り、トーストする。

(2) マグロは約1センチ角に切る。

(3) イタリアンパセリは、茎から葉だけを取り、粗みじん切りにする。

(4) ボウルに(1)~(3)を入れ、塩とレモン汁、オリーブオイルを入れて軽く混ぜる。

(5) バゲットの上に、(4)を盛り付け、上からレモンの皮をすりおろす。

★Point

(4)でマグロをレモン汁に長くつけると変色するため、食べる直前にサッとあえてください。

2020.08.13(木)
文=齊藤奈津子
撮影=佐藤 亘