今なぜ、有名シェフたちは、新たな挑戦の舞台として沖縄を選ぶのか。

 まずは2020年2月、宮古島にオーベルジュを開いた木下威征シェフが登場。

 こだわりがたっぷりと詰まった空間で、沖縄の新しい美味しさを堪能しよう。


未知なる美味に出会える プライベートヴィラ

●グランブルーギャマン

ついに宮古島に移住しました! 木下威征シェフ。

 フランス料理店「オー・ギャマン・ド・トキオ」をはじめ、5軒の人気店を率い、メディアでも大活躍してきた木下威征シェフ。

白亜の建物は、ギリシャ・サントリーニ島をイメージしてデザインされた。

 これまでのお店は後進たちにまかせ、宮古島移住を宣言し、ファンを驚かせてから3年。

 2020年2月、ついに新たな美食の舞台「グランブルーギャマン」がオープンした。

肉本来の旨みがたまらない“宮古牛のグリル”。島の芋で作るフレンチフライもめっちゃ旨い!

 18歳で渡仏して料理修業を重ねた木下シェフ。地中海の優雅なオーベルジュのような空間を造ることは常に憧れとしてあったという。

「宮古島を選んだのは、美しい海、力強い島の食材、そして人々の温かさ。以前、ゲストシェフとして呼ばれて来たときに、いつかこんなところで……と思うようになったのです」

島野菜たっぷり、“にんじんしりしり”などをフレンチにアレンジした“オードブル盛り合わせ”。

 さらに、島への移住の大きな動機となったのが、これまで決して忘れることのなかったお客様への思いだ。

「今から12年前、全く無名だった私のお店に来てくださったお客様への感謝の気持ち。これをずっと大切にしてきました。その初心に立ち返って、この島で料理をしたいと思ったのです」

カウンター席でシェフとの会話も楽しいレストラン。

 開業からまだ数カ月だが、ランチは地元のお客様で満席になることもしばしば。

 ディナーも美味を目当てに訪れる旅人たちで賑わい、すっかり島のスターシェフとして愛されている。

優美な空気に包まれるプライベートヴィラのロビーラウンジ。

「料理は日替わり。ディナーメニューには、シリアルナンバーが打ってあって、同じものは2度と登場しません」

最高級のリネンに包まれて、上質な眠りを……。

 島の食材の濃密な味わいを引き出しながら、フランス・イタリア産もちりばめて繰り広げられるシェフの新境地。

左:高級ブランドを手がけるメーカーとコラボしたフレグランスなど、こだわり充分。
右:こだわりの小物がいっぱい。

 “はつし牛”など、ほかにはない希少肉もぜひとも味わいたい。まさに“旨い沖縄”が、ここにあるのだ。

5室あるヴィラの客室はすべてプライベートプール付き!

木下威征(きのした たけまさ)

1972年東京生まれ。フランス、イタリアで料理修業を重ね、帰国後は人気レストランの料理長を歴任。2008年に独立し、東京・恵比寿「オー・ギャマン・ド・トキオ」を開店する。"一食入魂"をモットーにした直球勝負の料理にファン多数。

グランブルーギャマン

所在地 沖縄県宮古島市平良字荷川取1064-1
電話番号 0980-74-2511
客室数 5室
営業時間 ランチ 12:00~13:30 L.O./ディナー 18:30~22:00 L.O.
定休日 無休
宿泊料金 1名 65,000円~(2名利用、夕・朝食付き)
交通 宮古空港から車で15分
https://www.grand-bleu-gamin.com/

Feature

人気シェフたちは
なぜ沖縄を目指すのか

取材・文=矢野詔次郎
写真=山下峰冬
構成=矢野詔次郎

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