Vol.011 You've Got A Friend|キャロル・キング
田中健といえばあの南米の民族楽器!
こんにちは。子ぎつねヘレンことCREA WEB編集長のヤングです。
現在発売中のCREA9月号の特集は「いい男がいっぱいだと幸せ」。
そのうちの「いい男×仲良し」「仲良し相関図」なる企画を評価しながらもいささかの異議を申し立てた前回に引き続き、俺がごく個人的に愛してやまないいい男たちの仲良しエピソードを紹介してみるよ!
田中健といえば、ケーナである。
旅先のペルーはマチュピチュで出会って以来、この竹笛の虜になった彼は、「ケニー・テイラーJr.」なる名義でケーナを演奏したアルバムも数枚発表している。
1994年に最初の妻であった古手川祐子との不仲が発覚した際、別居先のマンションを借りた表向きの理由が「ケーナの練習のため」だったことも印象的だ。1996年、高橋かおりとの不倫騒動を起こした三田村邦彦が妻の中山麻理から家を追い出され、庭に駐車したキャンピングカーで寝泊まりしていた一件と双璧をなす、俺の好きな別居エピソードである。
個人的な意見だが、田中健は、ナナ、ミーナ、リナ、レイナに混じり、ケーナを名乗ってMAXに加入したら面白いのにといつも思っている。
あるいは、妻のシーナを失った鮎川誠らとともにケーナ&ロケッツを結成し、ご機嫌なギターをバックに、ケーナで「ユー・メイ・ドリーム」や「レモンティー」のメロディーを奏でてもらうのもいい。
2016.09.04(日)
文・撮影=ヤング
写真=文藝春秋