Vol.011 You've Got A Friend|キャロル・キング

田中健といえばあの南米の民族楽器!

坂口健太郎、松坂桃李、神木隆之介、千葉雄大、テミン……。CREA9月号にはいい男がいっぱい!

 こんにちは。子ぎつねヘレンことCREA WEB編集長のヤングです。

 現在発売中のCREA9月号の特集は「いい男がいっぱいだと幸せ」。

 そのうちの「いい男×仲良し」「仲良し相関図」なる企画を評価しながらもいささかの異議を申し立てた前回に引き続き、俺がごく個人的に愛してやまないいい男たちの仲良しエピソードを紹介してみるよ!

田中健は1951年福岡県生まれ。だが、Wikipediaには「なお誕生年には1953年説もある」と記されていた。現代人とは思えない。まるで歴史上の人物のようだ。

 田中健といえば、ケーナである。

 旅先のペルーはマチュピチュで出会って以来、この竹笛の虜になった彼は、「ケニー・テイラーJr.」なる名義でケーナを演奏したアルバムも数枚発表している。

田中健のかつての妻、古手川祐子。シーチキンを食べるたび、彼女のことを思い出す。

 1994年に最初の妻であった古手川祐子との不仲が発覚した際、別居先のマンションを借りた表向きの理由が「ケーナの練習のため」だったことも印象的だ。1996年、高橋かおりとの不倫騒動を起こした三田村邦彦が妻の中山麻理から家を追い出され、庭に駐車したキャンピングカーで寝泊まりしていた一件と双璧をなす、俺の好きな別居エピソードである。

 個人的な意見だが、田中健は、ナナ、ミーナ、リナ、レイナに混じり、ケーナを名乗ってMAXに加入したら面白いのにといつも思っている。

MAXの現時点での最新シングル「#SELFIE ~ONNA Now~」。レイナが産休中のため、ジャケットには3人で写っている。

 あるいは、妻のシーナを失った鮎川誠らとともにケーナ&ロケッツを結成し、ご機嫌なギターをバックに、ケーナで「ユー・メイ・ドリーム」や「レモンティー」のメロディーを奏でてもらうのもいい。

これが僕の考えるケーナ&ロケッツです。

2016.09.04(日)
文・撮影=ヤング
写真=文藝春秋