沖縄伝統の「ぶくぶく茶」と琉球菓子で旅の疲れを和らげる。 海岸線に沿って建つ客室は、海をすぐ近くに感じられるよう2階までの低層。 「うとぅいむち滞在」では、スタッフが客室に出向き目の前でぶくぶく茶をたててくれる。 鉢をこするようにしながら茶筅を動かし、たっぷりの泡をたてる。 「どうしても、泡が鼻についてしまう…(笑)」 昔は贅沢品だった卵や白砂糖を使った琉球の宮廷菓子。琉球漆器で提供される。 特別な客室で繰り広げられる歓待の宴。 伝統的な漆塗りの器「東道盆(とぅんだーぼん)」に盛り付けた、目にも美しい宮廷料理。 カラカラ(沖縄の酒器)で注ぐ泡盛の古酒は、熟成感のあるまろやかな味わい。 歌三線の奏者は、琉球古典音楽の第一人者でもある山内昌也さん。 幼少期から踊りを始めたという永山玲緒奈さんは40年のキャリアのある師範。 琉球王国時代、士族のみに認められてきた色鮮やかな衣装。 プライベートな宴の空間で琉球王朝の世界に没入できる貴重な体験。 開放感のあるダイニングで珠玉のディナーコースを。 「鮪のタルターラとローゼル」。仕上げにハイビスカスの香りをまとわせて。 ペアリングでは、伊・トスカーナの新鋭「バレナイア」のワインも登場。 「牛フィレ肉と山羊肉のインボルティーニ」。 寝室の窓辺に設えたデスクで、滞在の思い出をつづる也哉子さん。 一旦デジタルデトックスして、心のままに文字をつづってみたくなる。 アダンという植物の根から作られるの筆は、見た目より柔らかく、なめらかな書き心地。 滞在中に何度となく歩いた庭も、新たな発見がいっぱい。 ハイビスカスに似たこの花は「アラマンダ」。沖縄では広く栽培されている。 月桃は沖縄の暮らしに密着したハーブ。料理、茶、薬、畳、衣類にも使われてきたそう。 爽やかな酸味で知られるシークワーサー。 今回、也哉子さんが宿泊した客室「フゥシ」。