温泉街を流れる音信川沿いの遊歩道は、そぞろ歩きを楽しめる仕掛けがあちこちに。 四季折々の表情を見せる清流に「おとずれ川テラス」が点在。 国道沿いの駐車場から「竹林の階段」を下って温泉街へ。夜はライトアップが美しい。 萩焼の若手作家の器が並ぶギャラリー・カフェ「cafe&pottery 音」。 作家物の器でコーヒーや手作りのスウィーツを味わうことができる。 「ゴルゴンゾーラのチーズケーキ」600円(器は坂倉正紘さん)。「音信ブレンド」650円(器は田原崇雄さん)。 コーヒーはテイクアウトも可能なので散策のおともにもおすすめ。 初夏にはホタルも見られる三之瀬川沿いに萩焼深川窯の五窯が点在。 茶碗や水差しなどの茶道具は、さすがの品格。 日常使いの器も、品よくやわらかな風情と温かみが感じられる。 工房に併設された現役の登り窯。年に2回は火を入れるという。 名門の伝統を受け継ぎつつ、自然体で自身の作陶を追求している田原崇雄さん。 日本の原風景を思わせる山里の木立に囲まれた工房。 長州どりの焼鳥1本 150円~。地魚の「平太郎」は炙って食べると最高! 380円。 元お寿司屋さんだったという川沿いのお店。昼は定食、夜は焼き鳥が人気。 長門のクラフトビール「365+1BEER」。瓶(330ml)660円~、タップ(450ml)750円~。 オーナーは、この地に惚れ込んで夫婦で移住してきたという有賀敬直さん。 ファサードと店内にある「湯」「本」のネオン管は、昔の「恩湯」で使われていたもの。 暖かくなったら瓶ビールを買って川床や川沿いのベンチで飲むのもいい。 ジュージューと音を立てて運ばれてくる「瓦そば」。1人前 1,298円(写真は2人前)。 オーダーごとに焼きたてを提供している「みたらし団子」1本 162円~。 川沿いの建物のなかでもひときわ目を引くレトロな建物。 昼とはまた違った温かい表情を見せる夜の「だいご長屋」。 旬のフルーツを使ったものなど、1000円台から本格的なカクテルが楽しめる。 温泉街らしい安らいだ雰囲気がありながらも洗練された大人の空間。 宿に併設された「あけぼのカフェ」の名物「どら焼き」1個 300円。 「あけぼのカフェ」の営業時間は11:00~16:00 不定休。 宿の前にある川床テラスは、4席のうち2席が「界 長門」の宿泊者専用。 チェックインしたら、さっそく風呂敷に湯道具を包んで大浴場へ。 「界」名物のご当地先付けは「烏賊の二色和え 生うに添え」。 フグの薄造りは、ポン酢またはオリーブオイルと塩でいただきます。 トラフグの身はさすがの弾力と旨味。皮部分のぷるぷるしたコラーゲンも最高。 山口県の武家文化を生かしたご当地部屋「長門五彩の間」。 県の伝統工芸である赤間硯で墨をすり、扇子型の和紙に絵や文字を綴るご当地楽「大人の墨あそび」(当日予約)。 翌朝は「温泉いろは体操」でスッキリ目覚め、恩湯の上の住吉神社まで軽くお散歩。 昔からそこにあるかのように、温泉街の風景になじんでいる宿。