那覇の中心地、国際通りのそばに建つ沖縄第一ホテル。客室5部屋の小さなホテルには、ここでしか食べられない朝食を目当てに、宿泊以外の客も続々訪れる。「島野菜」と呼ばれる沖縄産の野菜をふんだんに使った薬膳朝食を頂いた。

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沖縄の朝をいただく、島野菜たっぷりの薬膳朝食

 赤瓦の門をくぐると、緑豊かな庭が広がり、繁華街の一角とは思えない静けさに包まれる。庭に面した離れのダイニングに案内されると、テーブルから溢れんばかりの朝食の品々が並んでいた。

 野菜ソムリエと国際中医薬膳師の資格を持つ女将の渡辺克江さんが品々をその効果とともに説明してくれた。かつて琉球放送でアナウンサーをしていた渡辺さんの語りは淀みない。

「これは冬瓜ですね。カリウムがたっぷり入っていますので、体の余分なむくみを取ったり、血圧を下げる効果も期待ができるお野菜です」

 ベータカロチンたっぷりのつるむらさき、鮮やかな黄色が目を惹く島人参、アロエ、紅芋、田芋、島らっきょう、パパイヤは免疫力を高めるという。胃腸に良く風邪予防にもなるというニガナの白和え、血の巡りを良くするというハンダマを使った一品などメニューは20皿50品目にも及ぶ。主食は意外にもパン。だが黄色のものはウコン、ピンクのものは紅芋が練りこまれていると聞くと納得だ。

 手作りのジュースは豆乳、シークァーサー、サクナ(長命草)と3種類で白、黄、緑とコントラストが楽しい。

 長命草はサラダでもいただく。

「このお野菜一つで人間に必要な栄養成分がほぼ含まれています。漢方の生薬にもなっていて脂肪を燃焼する効果が認められています」

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