やってはいけない休み方(2)

◆お酒を飲む

 張り詰めた仕事から解放されて、冷たいビールやワインを一口飲んでリラックスできる時間が楽しみだという人は多いと思います。しかし、アルコールは、一時的に緊張を解いてくれますが、脳の回復という点ではマイナス要因になります。

 なぜなら、アルコールは睡眠の質を悪化させるからです。お酒を飲んで寝るとすぐに眠りにつくことができますし、睡眠の前半では、一時的に徐波睡眠(深いノンレム睡眠)が増えることがあります。しかしこの効果は長続きせず、アルコールが分解され始める睡眠後半では脳が再び覚醒しやすくなり、睡眠が浅くなったり中途覚醒が増えたりします。

 さらに、感情調整や記憶の整理に重要なレム睡眠も抑制されてしまいます。これにより、翌日は集中力が続かず、判断力が鈍り、パフォーマンスが低下します。また、連日の摂取によって体が慣れてしまうため、さらなる効果を求めてお酒の量が増えていく悪循環にも陥りかねません。

 お酒は一時的なリラックスになっても、脳や体の根本的な回復にはつながらないのです。

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