書籍化やドラマ化など、今や令和ホラーコンテンツの最前線としてその知名度を高めてきた、生配信サービス「TwitCasting」の怪談語りチャンネル「禍話(まがばなし)」。この夏、6日連続で公開した珠玉の実話怪談をダイジェスト記事でお届け。


 生配信サービス「TwitCasting」の怪談語りチャンネル「禍話(まがばなし)」が、お盆の時季にあわせて届けた怪談が不気味な反響を呼んでいる。2016年の配信開始から10年以上にわたってホラーファンを魅了し続けてきた同番組が語るのは、バブル期に建てられた廃墟の結婚式場にまつわる、ぞっとするような体験談だ。

 舞台となるのは、地方都市の中心街から少し離れた十字路に佇む廃式場。バブル景気全盛期に他県の新興不動産開発会社のオーナーが大量の資金を投入して建設したその建物は、“えせルネサンス風”の3階建てA館と、ホテルや大広間が入った10階建てB館で構成されていた。しかしバブル崩壊とともにオーナーは行方をくらまし、有害物質を含む建材のせいで解体費用も高くつき、街のなかで腐り続けてきたという。

ガランとした式場に響いた"間延びした声"

 そんな曰くつきの廃墟に忍び込んだ大学生たちが体験したのが、今回の怪談の核心だ。式場内を探索していたIさんの背後から突然、こんな声が響いてきた。

「写真撮ってもいいですかぁ~」

 錆びついた重い扉の向こうから聞こえたその声は、妙に間延びした響きだったという。声の主が誰なのか確かめる間もなく、次に聞こえてきたのは携帯電話のシャッター音だった。

 カシャッ! カシャッ! カシャッ!

 恐怖に耐えかねて扉を開けたIさんのもとへ、仲間たちの懐中電灯の明かりが次々と近づいてきた。階下に集まった全員が、同じ声とシャッター音を聞いていたのだ。青ざめた顔の友人たちが口々に「聞こえた……」「携帯のシャッター音もしたよね……」と確認し合うなか、男性メンバーのTさんが懐中電灯をある方向へ向けてこう言い放った。

「向こうから聞こえた」

 彼が照らしたのは、1階ロビーの大階段の脇にある、別館B館へ続く大きな通路だった。一体、その通路の先に何があったのか――物語の続きは、本編で確かめてほしい。

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本編は、以下のリンクからお読みいただけます。

» 前篇:【長くいられないほど怖い場所】バブル期に建てられた“廃墟の式場”に忍び込んだ大学生たち…白く広い披露宴会場で聞こえた“誰かの声”
» 後篇:「写真撮ってもいいですかぁ~」廃式場に響いた“声”とシャッター音…携帯に残された“異様な待ち受け画面”とは