新庄 本の奥付にある代表番号にかけてくださったそうですね。こんな電話は滅多にないから、電話を受けた編集者が「オオネ……?」と戸惑ったと聞きました。上司に報告したら、「映画『バクマン。』の大根監督だよ!」って(笑)。
「地面師たち」はいくつか映像化の話が来ていたのでコンペになったのですが、満場一致で大根監督の企画に決まりました。
映像化の企画書というのは、大概パワーポイントでビジュアル的には綺麗に作られているものがほとんどのようですが、大根監督の企画書だけは、A4の紙13枚に活字がびっしり。この作品をやりたいということに加えて、監督としてこれまでどんな道筋をたどってきたか、どんな問題意識を持っているか、だから自分が撮らなきゃいけないんだ、ということが理路整然と書かれていて、圧倒されました。
※本記事の全文は「文藝春秋 電子版」に掲載されています(「『地面師たち』日本発の大勝負」)。
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2024.11.02(土)
文=大根 仁、新庄 耕