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宇野港周辺にはアート作品や絶景が! 旬のフルーツを贅沢に使ったかき氷も

 宇野駅・宇野港のある玉野市は、個性豊かな現代アートで彩られた瀬戸内海の島々への玄関口。駅や港の周辺にも、JR宇野みなと線アートプロジェクトをはじめ、「宇野のチヌ/淀川テクニック作」など瀬戸内国際芸術祭開催時に制作・展示された作品が点在します。宇野駅の駅舎自体も、白い壁に黒のラインが映えるアートそのもの(エステル・ストッカー作)。この駅舎の存在で、港町の風景が個性的なものに感じられます。

 海に向かうと、波穏やかな水面に旅客船やフェリーが行き交う姿。それだけで旅情を誘われますが、ロケーション抜群のこの地にフルーツ王国岡山が誇る、旬のフルーツを満喫できるかき氷店「おまち堂」の本店が。自家製シロップを使ったかき氷やジュース、ジャム、焼き菓子などのスイーツを楽しみながら、海に浮かぶ島々を眺めてみては。

おまち堂

所在地 岡山県玉野市築港1-1-4
電話番号 080-1914-0301
営業時間 11:00~17:00、土・日曜・祝日 10:00~17:30
定休日 水曜・不定休
https://www.omachido.net/

 宇野駅から車で約30分。玉野市と倉敷市の境に位置する山稜が「王子が岳」です。瀬戸内海国立公園に指定されている王子が岳は、瀬戸大橋の全景、瀬戸内海の多島美、対岸の四国連山の大パノラマが一望できる絶景地。その一帯には、花崗岩の巨岩や奇岩が見られ、「ニコニコ岩」など楽しいネーミングが施された岩も多数。ボルダリングの聖地としても知られ、週末には多くのクライマーで賑わいます。

 王子が岳パークセンターの駐車場から遊歩道を進み、15分ほどでニコニコ岩に到着します。舗装されていないので歩きやすいスニーカーなどがおすすめですが、樹木の隙間から見える風景に感嘆しながら歩いていくとあっという間。

2023.11.04(土)
文=CREA編集部
撮影=榎本麻美