暑い夏が過ぎ、秋風が心地いい季節。旅をしたい気持ちが高まってきました。

 紅葉や秋祭り、収穫のよろこびなど、日本にはたくさんの美しい秋の絶景・風物詩があります。自粛中に、そんな日本の魅力に気付いた人も多いかもしれません。

 「いつか」ではなく、今度の旅行の参考に。私たちを待っている秋ならではの豊かな景色をお楽しみください!

 今回は、中部・北陸エリアの絶景&風物詩をまとめてご紹介します。

※記載されている「見ごろ」は例年のものです。気候等により変動する場合がございます。
※施設の休業、イベントの中止・延期の可能性がございます。事前にご確認ください。

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◆新潟県

苗名滝

 「苗名滝」は、新潟と長野の県境を流れる「関川」にかかる落差55メートルの大滝。「日本の滝100選」のひとつで、轟音を響かせて流れる様子から「地震滝」とも呼ばれている。

 紅葉の時期は、多くの人が訪れる人気シーズン。観賞におすすめの時間帯は夕方ごろで、夕日に照らされて赤く輝く滝と、断崖上部に広がる紅葉のコラボレーションは必見だ。

 また、駐車場から滝まで遊歩道が整備され、滝の展望台まで歩くと約15分。滝つぼ付近まで近づくことができ、滝の迫力を体感できる。

見ごろの時期:10月中旬~10月下旬

苗名滝(なえなたき)

所在地 新潟県妙高市杉野沢
https://niigata-kankou.or.jp/spot/8528

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◆富山県

神通峡

 「神通峡」は、富山市を流れる神通川沿いに約15キロメートル続く峡谷。神通川の豊かな水や雄大な山々がつくり出す景観は美しく、県定公園に指定されている。

 紅葉の時期になると、木々の葉が赤、オレンジ、黄色に染まり、一帯がさらに神秘的な雰囲気に。「庵谷峠展望台」から峡谷を一望できるほか、ダイナミックな断崖が見られる「片路峡」では特に美しい紅葉が楽しめる。

 また、国の登録有形文化財に指定されている「旧笹津橋」や、国指定天然記念物の「猪谷の背斜・向斜」など、峡谷内には見どころが豊富。遊歩道も整備されているので、秋の散策に訪れてみてはいかが。

見ごろの時期:10月下旬~11月上旬

神通峡(じんづうきょう)

所在地 富山県富山市庵谷(庵谷峠展望台)
https://www.toyamashi-kankoukyoukai.jp/?tid=100139

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◆石川県

金沢城・兼六園四季物語 秋の段

 「金沢城・兼六園四季物語」は、「金沢城公園」と「兼六園」で開催されるライトアップイベント。期間限定で夜間開園が行われ、光の演出によって幻想的に輝く和の庭園美が楽しめる。

 「秋の段」は、兼六園内にある約300本のモミジの紅葉と光との調和が大きな見どころ。11月からは雪吊りが施され、紅葉とともに照らされた姿が池の水面に映る光景も美しい。

 金沢城公園では「チームラボ 金沢城 光の祭」が開催され、金沢城の石垣や広場が、花や動物などをモチーフにした光のアートやモニュメントにより、華やかな世界へと様変わりする。

開催日

秋の段:2023年9月30日(土)、10月7日(土)、8日(日)、14日(土)、21日(土)、28日(土)、11月3日(金・祝)、4日(土)、11日(土)、18日(土)、23日(木・祝)~25日(土)

チームラボ 金沢城 光の祭:2023月9月30日(土)~11月26日(日)

金沢城・兼六園四季物語 秋の段(かなざわじょう・けんろくえんしきものがたり あきのだん)

所在地 石川県金沢市兼六町1 兼六園、石川県金沢市丸の内1-1 金沢城
https://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/japanese/top.html

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2023.10.25(水)
文=佐藤由樹