一度聞いたら耳から離れない中毒性のある楽曲

 アルバムのプレビュー映像が映し出された後、いよいよタイトル曲「Chasing That Feeling」のパフォーマンスステージが披露された。

 タイトル曲「Chasing That Feeling」は、レトロ感のあるシンセサイザーから始まり疾走感のあるビートとギターサウンドが特徴だ。一方で、どこか甘い雰囲気が漂い、一度聞いたら耳から離れない中毒性のあるメロディになっている。

 そんな「Chasing That Feeling」のパフォーマンスは、タイトル通りダイナミックな動きで疾走感が表現されている。走るような振り付けをメインにしつつ、「Chasing That Feeling」という歌詞に合わせて拳を握る振り付けは、現実をそのまま受け入れるという意志を表わしているのだとか。

 ほかにも、ヴォーギング(Voguing)を取り入れた振り付けや、一直線のフォーメーションなどが、高いパフォーマンス力をもつTOMORROW X TOGETHERの魅力を見事に倍増させた。

 そして、パフォーマンスが終わるとMCとのトークタイムへ。

 改めて今回のアルバムについて「タイトル曲のニューウェーブジャンルをはじめ、ハードロック、インディーズなど色んな色の音楽を楽しめます」(TAEHYUN)「今回のアルバムは前作から繋がるストーリーになっています。前回のアルバムでは誘惑に揺れて成長を躊躇する姿を描いたのに対し、今回のアルバムは自分のアイデンティティに目覚め、夢と希望を求めるために進むというアルバムです」(HUENINGKAI)と語った。

 初めてタイトル曲を聞いた時の感想を聞かれると「僕たちは、いつもいろんなジャンルとコンセプトを試みるのですが、今回のタイトル曲はとても新しい感じでした。ずっと聞いていると中毒性があるように感じました」(HUENINGKAI)「一度聞いただけでもすぐに口ずさんでしまいます。レトロなサウンドも聞いて楽しいですし、パフォーマンスもとても楽しいです」(SOOBIN)と、メンバーも楽曲の中毒性について語った。

 BEOMGYUは「この曲をその場で3回連続で聞きましたが、2回目からはすぐにメロディを歌えるくらいでした。夜中に疾走するような感覚があって、ドライブしながら聞くのにいい曲だと思いました」というエピソードも披露した。

2023.10.13(金)
文=CREA編集部