日本オリジナル曲「BLOSSOM」をファンと合唱

 冒頭のフォトセッションでは、早速眩い笑顔を輝かせた7人。9月3日に京セラドームでのライブを終え、9月5日に一度韓国に帰国。翌6日には再び日本に入国するという超多忙なスケジュールをこなす彼らだが、疲れは一切感じさせない。ファンの歓声に応え、NI-KIがHEESEUNGの耳にハートを当てたり、JAKEがおどけた動きで投げキッスをしたりし、会場の熱気は早くも最高潮に達した。

 最初に披露したのは、9月5日発売『結-YOU-』収録の、愛する相手を思う気持ちと大切さを込めた日本オリジナル曲「BLOSSOM」だ。京セラドーム公演では、セトリには入らなかったものの、NI-KIの提案で、特別にサウンドチェックで披露されたという、ファン待望の日本オリジナルバラードである。

「結ばれた絆 途切れることない 会えない時間が 深めた絆 蕾は育ち 咲いた愛」

 コロナ禍を経て、ENGENEとオフラインで対面する喜びが伝わってくるような歌詞と、メンバーの個性溢れる美しい歌声が、胸を打つ。「一緒に歌いましょう」という呼びかけに応じて、ファンも声を共に重ね、会場は感動に包まれた。

「かわちい」「納豆が好き」素顔を見せたトーク

 続いてのトークセッションでは、古家さんが「会っていない間に人気が爆発して」と久々の再会を喜ぶと、JAKEがすかさず「古家さんも(人気に)」とツッコミ。

 JUNGWONが「本当にかわいいENGENEのみなさん」と言えば、古家さんがJUNGWONに「かわちい」という新たな日本語を教えるなど、トークセッション冒頭から連発される日本語での軽妙な掛け合いに、会場は一気に盛り上がった。

 NI-KIは古家さんに「NI-KIくん、もうしゃべりたくてしょうがないでしょう」と指摘されると、「久しぶりの日本で」と浮き立つ心を素直に明かし、ENGENEを喜ばせた。さらに『結-YOU-』に込めた思いを説明すると、NI-KIの日本語にメンバーが「おー日本語上手ね」とツッコむ一幕も。

 会場が最も盛り上がったのは、大阪での食べ物の思い出について問われたシーンだ。

 JAYが「今回の大阪は、初めての日にNI-KIさんのオススメで牛カツを食べました。すごく美味しかった」と、流暢な日本語で大阪の思い出を披露。続いて、SUNGHOONが「あー、肉! と、鍋と、納豆。納豆が本当に好きです」と話すと、NI-KIが「納豆が好きって言って、納豆定食を一緒に食べに行きました」という庶民的なエピソードを明かし、会場をどよめかせた。

2023.09.08(金)
文=CREA編集部
写真=平松市聖