2023年5月6日(土)2:34に、月は満月となります。

 約29.5日かけて天の12星座をゆっくりと巡る月は、蠍座に入座しています。

 この時期に、どんな風に過ごすのがよいか、西洋占星術研究家の岡本翔子先生がアドバイスしてくれます。

「女神官の月」では、信頼できる人と過ごす

 新緑の美しい季節です。

 GWも終わりに近づく頃、月はますます満ちて蠍座で満月を迎えます。

 この日は広く浅く人と交流するというより、本当に大切な人と親密なひとときを過ごすのに向いています。

 また自分の心の深い部分へと旅をして、自分自身を洞察するのにも適しています。

 女神官とは、隠された知恵を見つける人であり、その方法に精通している人物。真実を追求する過程で、私たちは何か“神聖なもの”に触れることとなります。

 人と関わることで、自分の中の見たくない部分があぶり出されてしまうこともあります。

 それは「欠点や短所から目をそらさず、それをも含めて自分を愛することができるか」という女神官からのメッセージ。

 自分の中のネガティブな面を自覚することで、陥りがちなトラブルや失敗を回避する力が授かる日です。

 さてこの日は、牡牛座の太陽の近くに水星や天王星が位置し、満月とは衝(180度)になります。

 衝動的に行動を起こすのはトラブルのもと。

 やはり大勢の人と過ごすより、本当に信頼できる人以外とは関わらないほうが無難かも。

 さて蠍座の満月と赤ワインとは相性抜群。

 グラスを傾けながら、夜空に昇る蠍座の満月との対話を楽しんで。

〈『MOONBOOK 2023』(MdN)より〉

» 岡本翔子の【2023年 年間占い】星からのメッセージを読む
» 毎月更新「岡本翔子の星占い」もチェック!

★岡本翔子の新刊「完全版 心理占星学入門」(電子書籍)が好評発売中!
ユング心理学と西洋占星術をベースに、あなたを幸せへと導く秘密が書かれた一冊。

» 購入する(Amazonへリンク)


★岡本翔子の新刊「月の心理占星学」好評発売中!
月星座から見る、あなたの心の軌跡。月の占星術の決定版。

» 購入する(Amazonへリンク)

岡本翔子 (おかもと しょうこ)

占星術家。ロンドンにある英国占星術協会で心理学をベースにした占星術を学ぶ。CREAでは創刊号から星占いを担当。月に関する著作・翻訳も多く、月の満ち欠けを記した手帳『MOONBOOK』は、17年続くロングセラーに。モロッコへの造詣が深く、砂漠で月や星を眺めるのがライフワーク。月と美容、ボディケア、料理などを絡めた記事も好評を博している。

公式サイト http://okamotoshoko.com
公式ブログ http://ameblo.jp/okamotoshoko
Facebook http://on.fb.me/1mBVz6m