2023年2月20日(月)16:06に、月は新月となります。

 約29.5日かけて天の12星座をゆっくりと巡る月は、魚座に入座しています。

 この時期に、どんな風に過ごすのがよいか、西洋占星術研究家の岡本翔子先生がアドバイスしてくれます。

誰かを癒やし、幸せにする

 暦の上では立春も過ぎ、かすかに春の兆しが現れる頃です。

 魚座は黄道12宮最後の星座であり、すべての命がその源に帰ることを象徴しています。

 無意識の声に耳を傾けてみましょう。この日は、現実と夢、この世とあの世、自分と他人との境界線が曖昧となる日。

 この新月を名づけるなら「夢見る者の月」です。精神的に浄化されたい、魂の質を高めたいという衝動が起こり、精神世界に心が惹きつけられます。

 魚座の新月は、あなたに素晴らしい想像力や包容力を授けるので、人の気持ちを理解する共感能力が発揮できる日となります。

 ヒーラー(治療者)としての才能を磨くよい日です。またすべての芸術に携わる人に、魚座の新月は霊感(インスピレーション)をもたらします。

 この新月のはるか彼方では、理性や責任感をもたらす土星が一直線に並びます。

 夢を単なる想像で終わらせず、努力の末に実現させる力が授かる日です。だれかを癒やし、幸せにするというテーマで、一日を過ごしてみるのもよいでしょう。

〈『MOONBOOK 2023』(MdN)より〉

» 岡本翔子の【2023年 年間占い】星からのメッセージを読む
» 毎月更新「岡本翔子の星占い」もチェック!

★岡本翔子の新刊「完全版 心理占星学入門」(電子書籍)が好評発売中!
ユング心理学と西洋占星術をベースに、あなたを幸せへと導く秘密が書かれた一冊。

» 購入する(Amazonへリンク)


★岡本翔子の新刊「月の心理占星学」好評発売中!
月星座から見る、あなたの心の軌跡。月の占星術の決定版。

» 購入する(Amazonへリンク)

岡本翔子 (おかもと しょうこ)

占星術家。ロンドンにある英国占星術協会で心理学をベースにした占星術を学ぶ。CREAでは創刊号から星占いを担当。月に関する著作・翻訳も多く、月の満ち欠けを記した手帳『MOONBOOK』は、17年続くロングセラーに。モロッコへの造詣が深く、砂漠で月や星を眺めるのがライフワーク。月と美容、ボディケア、料理などを絡めた記事も好評を博している。

公式サイト http://okamotoshoko.com
公式ブログ http://ameblo.jp/okamotoshoko
Facebook http://on.fb.me/1mBVz6m