南半球最大、圧巻のショッピングモールへ

 オーストラリアで今、話題のショッピングスポットといえば「チャドストーン」。

 メルボルン郊外に1960年に開業し、地元で愛されてきたショッピングセンターですが、その後どんどん規模を拡大。現在は、南半球最大の複合商業施設となっています。

 訪れてとにかく驚くのが、「本当になんでもここにある!」。

 シャネル、エルメス、ルイ・ヴィトンをはじめとしたラグジュアリーブランドから、H&M、ZARAまで勢ぞろい。さらにジュエリー、コスメ、インテリアの有名ブティックも軒を連ね、イソップ、ジュリーク、ジマーマンなどのオーストラリアブランドも。

 ちなみに床面積は約23万平方メートル、年間約1500万人ものお客さんがやってくるとのこと。

 さらに、「ウールワース」「コールス」「アルディ」と3大スーパーも勢ぞろい。電気自動車TESLAのショールームもあり、毎週数台が売れているそう……。

 壮大でラグジュアリーなショッピングセンターなので、顧客サービスも充実。バトラー、ハンズフリーショッピング、パーソナルスタイリングなどのほか、館内にはコンシェルジュデスクも。

 なお、オーストラリアでは、1店舗でAUD300以上の商品を購入した場合は、物品サービス税やワイン税の払い戻し(免税)の手続きができるので、事前にチェックしておくのがおすすめです。

 そして、お買いものだけでなく、グルメスポットとしても注目したい「チャドストーン」。約90軒のレストラン&カフェがあり、世界中の料理を味わえます。

 ショッピングモールに隣接してラグジュアリーホテルもあります。とことんお買いものを楽しむなら、泊まってみても!

 なお、「チャドストーン」へは、メルボルン・シティから電車を利用して40分ほど。予約制の直行シャトルバスもありますが、現在はコロナ禍のため運休中です。

2022.06.23(木)
文=矢野詔次郎
写真=鈴木七絵
協力=オーストラリア政府観光局