世界が感動する、越前打刃物の究極の切れ味
福井が生んだ世界に冠たる技といえば越前打刃物。その鋭利な切れ味は、世界中のスターシェフが熱愛するほど。
たとえば、高村刃物製作所の包丁は、ふだん料理をしない人でも片手でトマトを極薄にスライスできてしまう。至高の切れ味に感動する……こんな体験、初めてだ。
今から約700年前、農作業に使う鎌作りから始まったという越前打刃物。
以来、鍛造をはじめ様々な技術をたゆまず磨き続け、今や世界の料理人が羨望する包丁界の最高峰に。人気工房の逸品ともなれば、オーダーから納品まで数年待ちとのこと。
Edit & Text=Shojiro Yano
Photographs=Junko Ueda、Shojiro Yano