日本各地には、あまり知られていないけど、パスポートなしでも渡航気分を味わえるような本家公認の美術館や、その地域だからこそ生まれた珍しい美術館がたくさんある。

 特にユニークでこだわりの詰まった、七つの美術館をピックアップ。


タイル日本一の産地に生まれたミュージアム

●多治見市モザイクタイルミュージアム

 日本一のモザイクタイル生産量を誇る多治見市に2016年に開館した「モザイクタイル」をコンセプトにしたミュージアム。

 ずんぐりとした外観はタイルの原料を採掘する粘土山の形をイメージしたもの。主な展示品はタイル画や生活の中で使われてきた量産品のタイルだが、4階の展示室には、天井に円形の開口部があり、ワイヤーにタイルをちりばめた「タイルのすだれ」がタイルの新しい見せ方を示している。

 晴れた日にはタイルが輝き、雨天でも水滴がついたタイルが見られるなど、時間帯や天気によって変化が楽しめ、人気のスポットになっている。

多治見市モザイクタイルミュージアム

所在地 岐阜県多治見市笠原町2082-5
電話番号 0572-43-5101
開館時間 9:00~17:00(入館は16:30まで)
料金 310円
休館日 月曜(祝日の場合は翌平日)、年末年始
https://www.mosaictile-museum.jp/

Feature

色彩豊かな
日本の個性派美術館へ

Text=Ritsuko Oshima(Giraffe)
Photographs=Akitsugu Kojima

この記事の掲載号

物語のある美術館

CREA Traveller 2020年夏号

あなたを待つ場所がある──
物語のある美術館

特別定価1,370円 (税込)

詳しくは
こちらへ

CREA Traveller 2020年夏号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在は異なる場合があります。