日本各地には、あまり知られていないけど、パスポートなしでも渡航気分を味わえるような本家公認の美術館や、その地域だからこそ生まれた珍しい美術館がたくさんある。

 特にユニークでこだわりの詰まった、七つの美術館をピックアップ。


本家お墨付きの陶板名画が並ぶ 世界で類をみない陶板名画美術館

●大塚国際美術館

 鳴門公園内にある、「大塚国際美術館」では、日本にいながらにして世界26カ国の西洋名画を一堂に鑑賞できる。

 陶板名画とは、大塚オーミ陶業の特殊技術により、陶器の板に色彩や大きさだけでなく、はく落やひび割れなどの凹凸や質感まで原画に忠実に再現したもの。

 その再現性の高さは原画の所有者からお墨付きをもらうほど。

 約4キロにおよぶ鑑賞ルートには、《最後の晩餐》《ヒマワリ》《ゲルニカ》《白貂を抱く貴婦人》など、古代から現代まで、西洋名画約1,000点が陶板で原寸大に再現し展示され、間近で作品を鑑賞できる。

 なかには礼拝堂の空間を丸ごと再現した立体展示もあり、その迫力や現地さながらの臨場感に息を呑むこと間違いなし。

Information

新たな常設にレオナルド・ダ・ヴィンチ《白貂を抱く貴婦人》再現展示。

大塚国際美術館

所在地 徳島県鳴門市鳴門町 鳴門公園内
電話番号 088-687-3737
開館時間 9:30~17:00(入館券の販売は16:00まで)
料金 3,300円
休館日 月曜(祝日の場合は翌日)、その他特別休館あり
https://o-museum.or.jp/

Feature

色彩豊かな
日本の個性派美術館へ

Text=Ritsuko Oshima(Giraffe)

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