日本各地には、あまり知られていないけど、パスポートなしでも渡航気分を味わえるような本家公認の美術館や、その地域だからこそ生まれた珍しい美術館がたくさんある。
特にユニークでこだわりの詰まった、七つの美術館をピックアップ。
ファッションをテーマにした 全国でも珍しい美術館
●神戸ファッション美術館
服飾関連の会社も多い六甲アイランドに、ファッションを切り口にした日本初の公立美術館として1997年にオープン。
'73年に「ファッション都市宣言」を行った神戸市が定義づけた「ファッション」とは、「衣・食・住・遊」のカテゴリーを包括するもの。
18世紀のロココ様式の宮廷衣装、シャネルに代表される20世紀のモード、世界各地の民族衣装などの「コレクション展」と、多彩なアートを紹介する「特別展」を開催している。
3Fライブラリーの約4万冊の蔵書は、知る人ぞ知るファッショニスタ垂涎の的。
Information
特別展「Treasures of Fashion ヴァレリー・スティールの審美眼」
会期 開催中~2020年8月30日(日)
料金 1,000円
神戸ファッション美術館
所在地 兵庫県神戸市東灘区向洋町中2-9-1
電話番号 078-858-0050
開館時間 10:00~18:00(入館は17:30まで)
料金 展示内容ごとに変更
休館日 月曜(祝日の場合は翌平日)、年末年始
https://www.fashionmuseum.or.jp/
Feature
色彩豊かな
日本の個性派美術館へ
Text=Ritsuko Oshima(Giraffe)