江戸から令和に至るまで、日々移ろいゆく東京の風景は、日により時間により様々な顔を見せてくれる。
予約不可の秘密の小部屋から、天気によってがらりと変わる風景まで、この街を愛しく感じるひと席をご紹介。
壮麗な宮殿の前庭で
アフタヌーンティーを
●迎賓館赤坂離宮
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1909年に東宮御所として建設された後、国の迎賓施設となった迎賓館赤坂離宮。
片山東熊が総指揮を執ったネオ・バロック様式の建物は2009年に国宝に指定され、2016年から通年一般公開されている。
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コリント式円柱が並ぶ「大ホール」や「朝日の間」「花鳥の間」「彩鸞の間」などを巡り、壮麗な美しさを愛でた後に訪れたいのは、前庭のカフェスペース。
パラソルの下でスウィーツやサンドイッチと紅茶を楽しめるテーブルは、知る人ぞ知る特等席だ。
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アフタヌーンティーセットは1日20食限定。
お昼ごろに売り切れてしまう日もあるため、なるべく午前中に出かけたい。
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迎賓館赤坂離宮
(げいひんかん あかさかりきゅう)
所在地 東京都港区元赤坂2-1-1
電話番号 03-5728-7788 (テレフォンサービス)
公開時間 10:00~17:00 (16:00 最終受付)
休館日 水曜、その他不定休あり
料金 アフタヌーンティー (2名分) 4,800円
※迎賓館赤坂離宮の参観は予約不要
https://www.geihinkan.go.jp/akasaka/
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Feature
東京を旅する
Text=Megumi Komatsu
Photo=Asami Enomoto