南イタリアの唐辛子入りサラミは
やみつき必至の魔性の味

　美味しい食材を見つけたら、生産者を訪ねてみるのも旅の醍醐味。そのこだわりや情熱に触れることで、人生さえも豊かに。

いろいろ食べたなかで一番と
多くの人が太鼓判

●Livasì(リヴァシ)

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　カラブリアを代表するサラミといえば“ンドゥイア”。日本ではまだほとんど知られていないが、唐辛子を練りこんだペースト状のサラミは一度食べるとやみつきになる魔性の味。

　その発祥の地、スピリンガ村で昔からのレシピを忠実に守ってンドゥイアを作り続けているのがリヴァシだ。使用するのは豚のあごとお腹の肉、そして背中部分のラード。

　豚の飼育も自分たちで行い、中に練り込む乾燥唐辛子もすべて自家栽培という徹底ぶり。

　それ以外にも約15種類のサラミを作っていて、敷地内では試食販売も。どれも素朴で味わい深く、食べると全部買いたくなってしまう。

Text＝Mina Ihara
Photo＝Takashi Shimizu
Coordination＝Eri Sawai