「フォレスト・イン昭和館」で過ごす森の中の休日

忙しい人にこそ、究極の滞在プラン「スパ養生ステイプラン」

 ホテルに1泊＆スパでリラックスというリフレッシュ目的というよりも、もっと本気で体調を整えたいという方は、2泊3日の滞在型プログラム「スパ養生ステイプラン」に注目したい。これは、宿泊、食事、スパトリートメント、フィットネスセンターでのパーソナルトレーニングを組み合わせた特別プランで、みっちり3日間、自分の体と向き合うことができるのだ。

客室のベッドはすべてデュベスタイル

 モデルスケジュールとしては、1日目の14時にチェックインしたら、コンシェルジュによるプランの説明を受け、まずはフィットネスクラブにてパーソナルトレーニング。その後、16時からスパ「ガラントリー」にて100分間のメディシナルアロママッサージを受けよう。症状に合った飲むアロマから始まりリンパの流れを良くするマッサージへと続くこのトリートメントは、体の内側と外側の両方からアプローチし、施術後にはいつもより体が軽く感じられるだろう。

 2日目は6時半に起きて森の中をウォーキング。朝のすがすがしい空気を胸いっぱいに吸い込んで、新しい1日の始まりを体中で感じよう。この日は午後から再びフィットネスクラブでパーソナルトレーニングと、90分間のアロママッサージの時間に。アロママッサージは継続することでより効果が表れるというから、昨日とは違った自分の体に気づくはずだ。

 2日目と3日目の午前中は、フリータイムとなる。フィットネスクラブで汗を流すのもいいし、森の木陰でのんびりと読書をするのもいい。お気に入りの音楽など、自分がいちばんリラックスできるアイテムを持参するのがおすすめだ。また、滞在中の食事(夕朝食各2回)はこのプランのためだけに開発されたマクロビオティック風のメニューとなる。体にいい食事、良質な睡眠と適度な運動、そしてオーガニックトリートメント。ホテルに滞在するからこそ実現可能なこのトータルケアプランは、それまでの「不養生」だった自分に気づくことがなによりも大切なのかもしれない。

 本当ならば10日間ほど休暇をとって、海外のリゾート地で至福のトリートメントを……と夢見るけれど、なかなか実現しない忙しい人は、新宿から約40分、2泊3日で心と体を解き放つ森林リゾートステイを体験してみてはいかがだろう。

左：森の中の散策路。この森には年間100種類以上もの野鳥が集まる。落葉樹が葉を落とす冬にはバードウオッチングも楽しめる
右：穀物や野菜、海藻などを中心とする日本の伝統食をベースに、マクロビオティック風に開発された特別メニュー