バラをつかったお菓子から
花びらで飾ったおつまみまで
右:こちらが、エディブル・フラワーの砂糖漬け。
まず、飾り付け用の砂糖漬けの花の作り方から。
用意するのは、バラの花びらやスミレ、パンジーなどのエディブル・フラワー、そして卵白とカスターシュガー(日本のグラニュー糖で代用できます)。
まず、卵白を滑らかな質感になるまで、軽く泡立てます。次に泡立てた卵白を刷毛を使ってエディブル・フラワーの表裏に塗ったら、カスターシュガーを振りかけ、クッキングシートの上にのせて、24~48時間乾燥させればできあがりです。
次に、スポンジ(市販のものでOK)の間に挟むバタークリームです。材料は、香りのよいバラの花びら3輪分、無塩バターと粉砂糖を各3オンス(約85グラム)。バラの花びらは、がくに近い白っぽい色の部分は切り落とし、かならず鮮やかな色の部分のみを使うのがポイントとのこと。
材料をすべてフードプロセッサーに入れて、攪拌させたら完成。薄いスポンジケーキ(または普通のスポンジケーキを横にふたつに切ったもの)2枚の間にこのバラのバタークリームをはさみます。
お好みのレシピのアイシングを用意し、分量外のバラの花びらをハサミで細かく切ってまぜます。このバラの香りのするアイシングを、ケーキの上に薄くのせます。最後に花の砂糖漬けをあしらったら、ローズペタル・ケーキの完成です。
右:砂糖漬けのエディブル・フラワーでケーキを飾ります。
このエディブル・フラワーのデモンストレーション・イベントは、2017年は5月29日と6月25日の2日間限りの開催ですが、15人以上のグループならばほかの日でもアレンジが可能とのこと。
右:ひとつひとつが小さいので、あれこれ試せるのが嬉しい。
これからのシーズン、キャシーさんのアイデアをもらって、ハーブの花などのエディブル・フラワーを、サラダに散らしてみたり、バターに混ぜてみたりと、ぜひ気軽に楽しんでみてはいかがでしょうか。
Kathy Brown's Garden
(キャシー・ブラウンズ・ガーデン)
所在地 The Manor House, Church Road, Stevington, Nr Bedford MK43 7QB
電話番号 01234-822064
http://www.kathybrownsgarden.homestead.com/
安田和代(KRess Europe)
日本で編集プロダクション勤務の後、1995年からロンドン在住のライター編集者。日本の雑誌やウェブサイトを中心に、編集・執筆・翻訳・コーディネートに携わる。
ロンドンでの小さなネタをつづったフェイスブック www.facebook.com/kresseuropelimited
運営する編集プロダクションのウェブサイト www.kress-europe.com
文・撮影=安田和代(KRess Europe)