四季島でしか味わえない
美味もたっぷり用意!

 クルーズトレインの贅沢な旅にさらなる華を添えるのが、ダイニングで味わう美味の数々。「アル・ケッチァーノ」(山形)の奥田政行シェフ、「オトワレストラン」(栃木)の音羽和紀シェフをはじめ、和洋の名料理人が、トランスイート四季島のために特別な一皿を考案します。

 車内にいながらにして、日本の美食界をリードするシェフたちの競演を堪能でき、さらに列車が走るそれぞれの地方が育む食材の上質さと、食文化の豊かさに感動すること間違いなし!

天井にエレガントなシャンデリアが光るダイニングルーム。
左:窓を正面に眺めながら、夜はロマンティックに、朝はすがすがしいひとときを過ごせます。
右:ダイニングにしつらえられたワインセラー。優雅な料理とのマリアージュも楽しみ❤
洋食器は、フランスの名窯「レイノー」によるトランスイート四季島オリジナル。このほか、江戸切子の酒器、燕三条のカトラリーなど、日本の匠たちによる名品もテーブルに。

 トランスイート四季島での旅で提供される料理をトータルコーディネイトするのは、このたびフランス共和国の最高勲章「コマンドゥール」を受章した中村勝宏シェフ。日本人として初めてミシュランの星を獲得した伝説的料理人です。

 そして、彼を師と仰ぐ岩崎均シェフが、トランスイート四季島総料理長として厨房を率います。究極のクルーズトレインのために、シェフがこれまでに培ってきた技と知見を総動員し、東日本各地に貴重な食材も探し求めたそう。6号車の「ダイニングしきしま」でしか決して味わうことのできない、唯一無二のメニューを提供していきたいと、意気込み充分です。

「スペシャリテのひとつにしたいのが、群馬県の“氷室豚”。これまで豚肉では困難とされた熟成を実現することで、とても奥深い旨みをもたせることに成功した貴重な食材です。これ、ほんとうに旨いですよ!」

 このほか、まるで鮑のようだと誰もが驚く笠間産の椎茸、じっくり8時間かけて水出しするアイスティーなど、お客さまの心に残る美味をたっぷり用意するとのこと。季節やコースによって使用する食材や料理の内容は異なりますが、“美味なるサプライズ”が体験できるのは確実! 期待に胸が弾みます。

左:「まだあまり知られていない東日本の素晴らしい食材も紹介していきたいですね」と語る岩崎均総料理長。
右:笠間産の見事な椎茸。

 いよいよ、晴れやかなデビューまでカウントダウンとなったトランスイート四季島。記念すべき5月1日の一番列車では、「四季スイート」の抽選倍率はなんと76倍だったとか……。すでに2018年新春までの予約申し込みは終了していますが、これから順次、その先の新たな運行プランが発表されるそう。

 一生に一度は乗ってみたい憧れの列車、今後も目が離せません!

窓から美しい光が差し込む通路。車内には旅情をそそる空間がいっぱいです。

トランスイート四季島[ツアーデスク]
電話番号 0570-00-7216(10:00~17:30/水・土曜休)
http://www.jreast.co.jp/shiki-shima/

【参考料金】
●1泊2日コース
スイート 32万円
デラックススイート 40万円
四季島スイート 45万円

●3泊4日コース
スイート 75万円
デラックススイート 90万円
四季島スイート 95万円

※いずれも2017年5・6月運行分/1室2名利用時の1名様料金。
※3泊4日コースは、五能線コース選択時の料金。
※写真はすべて、実際の運行開始前のイメージです。

2017.04.08(土)
文=矢野詔次郎
撮影=橋本篤