「お客さんをびっくりさせたい」
——10歳から俳優を始められて現在18年目。「俳優を仕事にしよう」と決心されたのはいつ頃ですか?
中学2年生ぐらいの時に、漠然と「大人になってもこの仕事をやっていくのだろうな」と考えるようになりました。撮影現場で過ごす時間が多くを占めるようになって、他の選択肢をイメージできなくなったというか、お芝居以上にやりたいことが特になかったんです。
高校を卒業するタイミングで進学するという選択肢もありましたけど、現場以上にワクワクすることはなかったので、この仕事を選びました。
——俳優業を続けたいと思う、一番のモチベーションは何でしょうか?
「お客さんをびっくりさせたい」というのはあると思います。とにかく、皆さんに楽しんでいただきたい。舞台も映画やドラマ作りも、きっと雑誌も同じではないかと思いますが、見てくださる方がいるから成立します。お客さんあってのモノづくりと思っているので、僕の仕事のモチベーションはお客様でしかないです。
永遠にそのカットは残るから
——舞台はその喜びを実感できる場所かもしれませんね。
はい。ダイレクトに作品の反応に触れられるので、やりがいを感じます。もちろん、自分が成長したいとか、こういうパフォーマンスができるようになりたいというようなことも仕事のモチベーションとしてありますが、それもこれもお客さんに届けることがゴールです。もし、誰も観てくださらなかったら、辛い稽古も撮影も続けられないと思います。
——観客のためとはいえ、ものすごい追い込み方でストイックに作品に向き合っていらっしゃって、お話を伺いながらすごいなと思います。
お客さんに届けるという目的があるから頑張れるだけで、僕は自分に対してそんなに厳しくないんです。舞台は本番が始まれば毎日幕が開きますし、映像は、監督のOKが出たら、永遠にそのカットは残ります。だから頑張んなきゃ、精一杯やらなきゃと思うだけで、普段のことは全然ストイックじゃない、自分に甘いんです(笑)。
