さらに激しいアクションを要求される“続編”に向けて

――そんな「城寨四少」を一緒に演じられたテレンス・ラウさん、ジャーマン・チョンさん、トニー・ウーさん。最年長であるレイモンドさんから見た彼らの印象は?

 ソイ・チェン監督から、最初に「兄弟っぽい感じを違和感なく出してほしい」と言われたんです。とはいえ、テレンスは完璧なイケメンで、茶髪のトニーはやんちゃなイメージで、冗談好きな面白キャラ。そして、ジャーマンは筋肉マッチョなキャラで、一緒にいると安心感があるというように、みんな個性がバラバラ。

 でも、仕事熱心なことはみんな一緒で、役柄を通じて、本当の兄弟のように仲良くなりました。(会話アプリ)WhatsAppでの4人だけのグループ名に「城寨残兵」と名付けたのですが、映画のラストさながらにボロボロになった兵士みたいな名称でカッコいいでしょ?(笑) そういえば、先ほどテレンスが結婚を発表したので、おめでとうメッセージを送ったばかりです。早く彼を祝福する食事会をしないといけないね!(※インタビューは10月14日に実施)

――では、2026年の春に撮影が予定されている続編『終章』について、現時点で話せることはありますか?

 秘密(笑)。さすがに、ここでは映画の内容については話せませんが、年が明けて1月と2月はケンジさん(アクション監督・谷垣健治)からアクション指導や訓練を受ける予定です。前作の訓練期間は1カ月で、今回はその倍の2カ月をかけますから、さらに激しいアクションを要求されると思います。2月まで続くワールドツアー「Go With The Flow」の合間を縫ってのトレーニングになると思いますが、ふたたび「城寨四少」で集まれるのが、今から楽しみでしょうがありません。3月にクランクイン予定です!

――今後、共演してみたい日本人俳優はいますか?

 私はとても欲張りなので、チャンスさえあれば、香港の俳優を含め、今まで一緒に仕事をしたことのない俳優や監督と仕事をしたいです。そして、彼らからいろいろなことを学びたい。日本の俳優で強いて選ぶとするならば、佐藤健さんです。『トワイライト・ウォリアーズ』のアクション監督である谷垣健治さんが、佐藤さんが主演した『るろうに剣心』でもアクション監督をやっていたこともあり、彼の作品をたくさん観ました。だから、谷垣さん繋がりで、なんとか共演できないですかね?(笑)

レイモンド・ラム(林峯)

1979年12月8日生まれ。中国・福建省出身。98年、香港のTV局・TVBの俳優養成所に入所し、TVドラマを中心に活躍。2001年に映画デビューし、『白蛇伝説~ホワイト・スネーク~』(11年)、『楊家将~烈士七兄弟の伝説~』(13年)、『神探大戦』(22年)などの話題作に出演。24年公開の主演作『トワイライト・ウォリアーズ 決戦! 九龍城砦』がメガヒットとなり、日本でも注目を浴びる。また、07年には本格的に歌手デビューを果たし、25年に9年ぶり10枚目となるアルバム「Go With The Flow」をリリース。

林峯 レイモンド・ラム「Go With The Flow in Japan」

■会場
東京ガーデンシアター(有明)

■日時
2026年1月31日(土)18:00開場/19:00開演
2026年2月1日(日)14:00開場/15:00開演

■チケット料金
SS席:30,000円、S席:25,000円、A席:18,000円
※全て税込み、※席種:指定席、※枚数制限:6枚、※3歳以上チケット必要

■公式サイト
https://www.promax.co.jp/raymond-lam/

■お問い合わせ
ディスクガレージ https://info.diskgarage.com/