静寂の日「ニュピ」とは

 バリ島の伝統的な暦・サカ暦の元日にあたる、年に一度の静寂の日「ニュピ」。エコフレンドリーな日としても世界的に注目を集め始めています。前夜は地下の神が魔物や悪霊の大掃除をする日とされ、厄払いの巨大なモンスター人形「オゴオゴ」が賑やかなドラの音と共にバリ島中を練り歩きます。そして、ニュピ当日は、バリ全島で外出、通行、歌舞音曲、灯火の使用が禁じられ、空港も閉鎖されて航空便まで欠航する徹底ぶり。

 この静寂のルールは外国人観光客にも適用されるため、バリ島のホテルやリゾートでは、ニュピの日をリゾート内で過ごすために食事もアクティビティも組み込まれたスペシャルな宿泊プランを用意しています。ちなみにニュピは、毎年3月下旬から4月上旬の新月の翌日に巡ってきます。2015年は3月21日。今回は、そんなニュピのリゾートライフをレポートしましょう!

パトラ・ジャサ・リゾート&ヴィラスのニュピ宿泊プランを体験

クタにある「パトラ・ジャサ・バリ・リゾート&ヴィラス」。

 2015年3月20日、ニュピ前日の大晦日。クタの大型リゾートホテル「パトラ・ジャサ・バリ・リゾート&ヴィラス」へチェックイン。パトラ・ジャサ・バリは、デンパサール国際空港(ングラライ国際空港)の隣という便利なロケーションと、サンセットの絶景で名高いクタ・ビーチに面したファイブスターリゾート。椰子の木と熱帯の緑が美しい広大な敷地内に228室のホテルルームと22棟のプライベートヴィラ、日本料理やイタリアンなど7つのレストランやバー(ニュピ中はメインレストラン、ラウンジバー、プールバーのみ営業)、スパ、メインプールとヴィラ専用プールなどの施設を完備して、ハネムーナーから家族連れまで幅広いゲストのニーズに応えてくれます。ホテルルーム、ヴィラともに、バリ島の伝統とモダンな居住性が融合した落ち着いた雰囲気のインテリアで、年齢を選ばず好評です。

木のぬくもりが醸し出す落ち着いた雰囲気。贅沢な広さのレジデンスタイプ「デラックス・スイート」。

文・撮影=api-magazine(アピ・マガジン)編集部