「4歳か5歳だった頃に遡ります。ドアにかかっているバッグの中から精神安定剤を取ってきてと、母に頼まれました。それが何年か続くうちに、その薬を飲むと母の気持ちが落ち着くのだとわかりました。11歳のある日、心を落ち着かせたかったのですが、どうすればいいかわからず、母に薬を渡した後、立ち去りながら自分も一錠飲みました。荒れた生活環境から逃避したかったのです。それが始まりでした。薬は気持ちを落ち着かせてくれるものなのだと、そんな幼い時に知ったのです。誇れることではありませんが、ほかに方法を知らなかったのです」

 マリファナを初めて使用したのも11歳で、15歳になる頃には、すべてのドラッグを試したことも、ジョニーは明かした。同様のことは、テレビドラマ「21ジャンプ・ストリート」に出演していた頃に、大きな部数を誇る「テレビガイド」誌のインタビューでも語っており、秘密にしてきたわけではない。

「だからと言って、ずっと使い続けてきたわけではありません。全くドラッグに触らなかった時期、酒を飲まなかった時期もたくさんありました。楽しむためではなく、トラウマ(心的外傷)を感じないようにするために使ったのです。ハード氏が私を薬物依存症扱いするのは作りごとであり、嘘です」

 自分は酒に非常に強く、どれほど飲んでも、あるいはどんなにドラッグをやっても、まるで変わらないと、アンバーや彼女の友人によく言われたとも述べた。ただし、オピオイドに依存していたことは別問題で、これについてはその後の証言で一部始終を語った。

妻から虐待を受けても…ジョニーはなぜ別れなかったのか

 マイヤーズは、アンバーから虐待を受けていた件についても聞いた。

「怒ると平手打ちをしてきたり、体を突いてきたり、テレビのリモコンを投げつけてきたり、グラスに入ったワインをかけてきたりしました。そうしたことが頻繁に起きました。それに、彼女は、私が語った過去の経験を武器に使ってきました。とりわけ、わが子のことを――。彼らを巻き込む必要はないのに。私にとって一番大事なのは良き父親になることだと知りながら、私のことを『酷い父親』と呼ぶのです。そんなことが続けば、心がずたずたになります。自分は出来損ないではないかと思うようになります。高校生がやるようないじめでも、度重なれば耐えられなくなるのです」

 そのような扱いを受けていたのに、なぜ別れなかったのか。マイヤーズは、誰もが抱いているに違いない当然の疑問を投げかけてきた。

 ジョニーはまず、「それはとても複雑な質問です」と言い、一瞬沈黙した後、静かに続けた。

次のページ ショッキングな音声記録