「ばけばけ」のあの人も続投!「トミーは辛いでしょうけど」

――なるほど。ところで、「SHOGUN 将軍」でポルトガル人通訳のマルティン・アルヴィト司祭を演じているトミー・バストウさんは、日本ではNHKの連続ドラマ小説「ばけばけ」でレフカダ・ヘブン先生役を演じて、国民的な人気者になったんですよ。

コンドウ そうそう。すごくエキサイティングなことです!

――「ばけばけ」はご覧になりましたか?

マークス 出ているのはもちろん知っているんだけど、まだ見たことがないんですよ。

コンドウ 彼のことをとても誇りに思います。

マークス 僕らにとっても本当に嬉しいことなんですよ。

――トミーさんも引き続き「SHOGUN 将軍」シーズン2に出演するんですよね?

マークス もちろん、トミーも出ますよ。また、あの司祭の髪型にするのは、辛いでしょうけど(笑)。そしてシーズン2について言えば、日本の戦国時代の歴史を知っている人なら、僕たちがどんなストーリーを語ろうとしているのか、ある程度は推測ができるかもしれません。ただし歴史を知っていても、少し驚く展開になりますよ。楽しみに待っていてください。たくさんの新たな登場人物やアイデアが詰まっています。シーズン2で僕らが考えた展開については、歴史の専門家たちにも意見を聞きました。すると彼らの多くが、今回描くことになる歴史上のある出来事について、「おそらくこれが本当の理由かもしれない」と言ってくれたんです。

コンドウ 歴史に対する様々な見方や捉え方、その裏にあった感情を知るのはとても興味深いと思います。

マークス そう、シーズン2は“カウンター・ヒストリー(対抗的歴史観。これまでメジャーに語られてきた歴史観に対して、まったく同じ事象を対抗する立場から捉えなおしたらどう見えるだろうかという試み)”だと思ってほしいです。

レイチェル・コンドウ

米ハワイ州マウイ島出身。曽祖父母が日本から移民した、日系アメリカ人。作家としていくつかの小説を文芸誌に発表し、2019年には「Girl of Few Seasons」が、その年の全米を代表する短編小説に贈られる オー・ヘンリー賞に入選。ドラマ「SHOGUN 将軍」 に、夫であるジャスティン・マークスと共に製作総指揮、共同クリエイター、脚本家として参加。エミー賞、ゴールデン・グローブ賞などを受賞した。


ジャスティン・マークス

米テキサス州出身。脚本家として幾つかの作品を手がけ、映画版『ジャングル・ブック』(2016)では米アカデミー賞脚色賞にノミネート。2018年に「SHOGUN 将軍」の企画を立ち上げ(ショウランナー)、妻のレイチェル・コンドウと共に製作総指揮、共同クリエイター、脚本家を務め、エミー賞、ゴールデングローブ賞など数々の賞を受賞。『トップガン マーヴェリック』(2022)の原案も手がけた。

SHOGUN 将軍

ジェームズ・クラヴェルの小説をもとに、シーズン1では、1600年、英国人航海士ジョン・ブラックソーン(コスモ・ジャーヴィス)が日本に漂着し、戦国大名・吉井虎永(真田広之)の家臣となり、通訳の鞠子(アンナ・サワイ)らと交流していく中で、按針という名で激動の時代を生き抜いていく姿を描いた。シーズン2では、エグゼクティブ・プロデューサーに昇格した真田広之をはじめ、二階堂ふみ、トミー・バストウらが続投し、目黒蓮、水川あさみ、窪田正孝ら新たなキャストも加わり、原作にはない10年後の虎永の野望が描かれる。シーズン1はディズニープラス スターにて独占配信中。

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