イタリアでのスポーツ観戦時の心得とは?

2:09:47のタイムで第20回目のローママラソン男子の優勝者はエチオピア出身のレゲッセ・シュメ・ハイル (Legesse Shume Hailu)に。 (C) Maratona di Roma

 ちなみに今年の優勝者は男女ともにエチオピアのランナーだった。ローママラソンでは、毎年、ケニアやエチオピアなど、アフリカ勢のランナーの活躍が目立つ。出場者のコメントによれば、ローマのランニングコースは石畳が多く、通常よりかなり足腰に負担がかかるのだとか。そういえば、以前、両足がつってしまい、コース脇に倒れ込んでいるランナーを見かけたことがあるが、気の毒になるほど苦痛に満ちた表情で助けを求めていたのが今でも記憶に残っている。ランナーたちはその辺のコース事情も十分考慮した上で出場すべきなのだろう。

コース約18キロ地点で通過するバチカン市国のサン・ピエトロ寺院。法王から労いの言葉がかけられることも。

 レース結果の他、まさにイタリアならでは(?)のひとコマとして報道されたのは、ローママラソンのカオスをいいことに荒稼ぎをもくろんでいたスリ数名が御用になったこと。ランナーに声援を送りつつもバッグは体の前にしっかり抱え込んでおく。それがイタリアでスポーツ観戦をする際の常識なのだ。

ローママラソン公式日本語サイト
URL http://www.maratonadiroma.it/?lang=en&p=information-for-japanese-runners

村本幸枝 (むらもとゆきえ)
イタリアでは撮影コーディネートを、日本では東京・中央区で日伊文化交流サロン「アッティコ」を主宰。在伊歴20年ちょっと。現在、年の半分ずつをイタリアと日本で過ごしている

日伊文化交流サロン「アッティコ」:http://www.attico.net/

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文・撮影=村本幸枝