モルディブ初の地中ワインセラー、毎朝楽しみな朝食など充実の食体験

 常夏の島国モルディブですから、ワインの管理は一筋縄ではいかないもの。そのためフヴァフェンフシが考え出したのが、地中のワインセラー「ヴィナム」。もちろんモルディブ初の施設でした。そして禁酒の国モルディブにソムリエが誕生したことも、ちょっとした話題に!?

 ヴィナムでは600以上の銘柄、5000本以上のボトルをキープ。ワイナリー内のテーブルで6コースメニューやワインとチーズのテイスティングも行っています。

 日本の居酒屋料理にラテンのひねりを加えた「ソルト」、オーガニックな食材を使い、火を使わずに調理した「ロウ(RAW)」、この2つは洋上に築かれたスペシャリティレストラン。

 そして毎朝のお楽しみが、「セルシウス」の朝食! エアコンの効いた部屋にビュッフェメニューがずらりと並んでいます。

 しぼりたてのジュースにフルーツをのせたペーストリー、グルテンフリーコーナーのブリオッシュやグラノーラも美味しそう。ミツバチの巣箱から直行したようなハニーコムの塊も、スプーンで削って器にポン!

 オーダーメニューも充実し、見た目も美しいアサイボールからモルディブの朝ごはん“マスフニ”までも! どれもこれも手を伸ばしてしまい、朝から満腹になるのも必至です。

2024.09.01(日)
文・撮影=古関千恵子