青森をはじめ北国の美味が揃った弘前随一の台所、「虹のマート」

真っ赤な筋子が並ぶ「ハマダ」は、「ハマダの筋子」で弘前市民に知られる海産食品店。白飯や日本酒のおともに最適！
真っ赤な筋子が並ぶ「ハマダ」は、「ハマダの筋子」で弘前市民に知られる海産食品店。白飯や日本酒のおともに最適！
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「虹のマート」には現在23軒の食料品・日用品の小売店が並ぶ。
「虹のマート」には現在23軒の食料品・日用品の小売店が並ぶ。

　昭和31年（1956年）に創設された「虹のマート」は弘前で初めて食料品・日用品の小売店を一カ所に集めた大型店でした。当時、マーケットはここ以外にもあり、弘前では後発組になるとか。元々魚介・塩乾物を取り扱う店が多かったそうですが、今では精肉店、青果店、総菜や麺、パン、和菓子などの食品のほか、雑貨や梱包材などを扱う店も増えました。

 「虹のマート」を運営する浜田大豊さんはコロナ渦にUターン。マーケット内に出店するための初期費用を抑えるプランを作るなどの工夫を重ね、店舗数を増やすに至ったそうです。「2021年にはベーカリー、その後コーヒーショップも入って、『虹のマート』の中の食のジャンルが広がりました。地元のかたが毎日通って、ほっとできる場所でありたい」。その言葉通り、観光市場とは異なる地域に根差した品揃えや価格、何よりも対面販売で交わす言葉が温かく、旅行者にとっても心和む空間となっています。

天然ひらめ、かんぱち、あぶらめなど、新鮮な魚介が並ぶ「おのき」。焼魚を扱う直営店も「虹のマート」内にある。
天然ひらめ、かんぱち、あぶらめなど、新鮮な魚介が並ぶ「おのき」。焼魚を扱う直営店も「虹のマート」内にある。
「まぐろの源ちゃん」では各種刺身やにぎり寿司が並ぶ。もちろん店名通り、マグロの部位違いのお寿司がいっぱい！
「まぐろの源ちゃん」では各種刺身やにぎり寿司が並ぶ。もちろん店名通り、マグロの部位違いのお寿司がいっぱい！
「浜のかあちゃん」は専用グリルで焼き上げる焼魚専門店。
「浜のかあちゃん」は専用グリルで焼き上げる焼魚専門店。
青果を扱う「いした」は、旬の野菜のほか、自家製の漬物も数多く並ぶ。菊花やごぼうを下ごしらえした状態で販売しているもの魅力的。
青果を扱う「いした」は、旬の野菜のほか、自家製の漬物も数多く並ぶ。菊花やごぼうを下ごしらえした状態で販売しているもの魅力的。
麺を扱う「アキモト」。創業明治21年で、津軽そば、ラーメン、うどんなどの生麺を販売するほか、併設の食堂でイートインもOK。
麺を扱う「アキモト」。創業明治21年で、津軽そば、ラーメン、うどんなどの生麺を販売するほか、併設の食堂でイートインもOK。
「うれしいうれしい一品」は和菓子店。わらび餅や芋ようかん、クリーム入りハイブリッドの芋ようかんも！　気になるアイテムは試食させてもらって！
「うれしいうれしい一品」は和菓子店。わらび餅や芋ようかん、クリーム入りハイブリッドの芋ようかんも！　気になるアイテムは試食させてもらって！
「パン・ド・マルシェ」の津軽あんぱん。粒小豆とアーモンドクリームが入って洋風に仕上げている。
「パン・ド・マルシェ」の津軽あんぱん。粒小豆とアーモンドクリームが入って洋風に仕上げている。
砂糖やイーストフード不使用のパンが買える「パン・ド・マルシェ」。総菜パンやサンドイッチなど、種類豊富に並ぶ。
砂糖やイーストフード不使用のパンが買える「パン・ド・マルシェ」。総菜パンやサンドイッチなど、種類豊富に並ぶ。

　そのほかに、焼鳥店、豚専門店、海産の乾物店や、「いがめんち」のほか日替わりカレーを販売するお惣菜店など、「虹のマート」を一周すれば朝昼夕ごはんのすべてがまかなえると言っても過言ではありません。弘前に住んでいる人が羨ましい、のひとことです。もちろん、弘前みやげを調達するのもこちらでOK。各店舗にて発送も可能です。

　毎日でも通いたくなる「虹のマート」。弘前を訪れたなら、ぜひ訪れてみてください。

虹のマート

所在地　青森県弘前市駅前町12-1
電話番号　0172-32-6411
営業時間　8:00～18:00
定休日　日曜
https://www.nijinomart.com/

2024.01.17(水)
文＝CREA編集部
写真＝榎本麻美

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