Magnificent View #116
レギスタン広場(ウズベキスタン)
大部分の日本人にとって、ウズベキスタンという国名を耳にする機会といえば、サッカーワールドカップのアジア予選の時ぐらいではないだろうか。
中央アジアに位置するこの共和国は、1991年までは旧ソビエト連邦の一員だった。国民の9割はイスラム教を信仰し、各地に印象的なムスリム建築が存在する。
シルクロードの交差点と呼ばれた古都、サマルカンドのレギスタン広場もそのひとつ。
砂地という意味の名を持つこの広場を囲むのは、3つのマドラサ、つまりイスラム神学校だ。タイルやラピスラズリの装飾が美しい3つの建物が揃ったのは、17世紀半ばのこと。
サマルカンド名物の澄みきった青空とモスクの青いドーム、ふたつの青が相まって、最高の景色を作り出している。
Column
今日の絶景
この広い地球上には、まだまだ知られざる素晴らしい景色がある。思わず息を飲んでしまう雄大な自然、ミステリーにあふれた驚きの奇観、そして、人間の文明が刻んだ偉大な足跡……。ここに、選りすぐりの絶景をお届けします。さあ、ヴァーチャルな世界旅行へと出かけよう!
2014.01.24(金)