こんにちは、新人美容研究家のにらさわあきこです。 

 紫外線と乾燥と暑さによる疲れのせいで、お肌がすっかりくすんでしまいました。そして、たるみとシミ・しわも気になります……。

 これほどのダメージが出ていると普通のコスメではもはやパワー不足な気がしたので、美肌作りに欠かせないビタミンCをしっかり補給できる化粧品を探しました。

 すると、美容皮膚科クリニック発のメーカー「TAKAMI(タカミ、以下・タカミ)」と、製品の処方を皮膚科医が監修したという「dr365」で、ビタミンC誘導体入りの化粧品を発見。実力を確認すべく、しっかり試してみました。


タカミ発の集中ケアアイテム

 まずは、タカミのスペシャルケア用アイテム「APSソリューション10」(機能性化粧液 80ミリリットル 8,360円)。高濃度と鮮度にこだわったビタミンC化粧液です。

APSソリューション10

https://www.takami-labo.com/products/aps10

 オフィシャルサイトを読んでみると、「肌のコンディションを安定させたい。肌にワンランク上の透明感が欲しい。そんなときに必要なのは、肌全体を総合的にケアするビタミンCでのお手入れ」とあり、今の私のニーズにぴったり。

 具体的には、「トラブル対策から美肌づくりまで美容皮膚学の現場で常に活用され続けているビタミンC誘導体を10%もの高濃度で配合し」ている上、「粉末状のビタミンC誘導体を使用直前に溶かしてから使用する2剤式」スタイルを取っているとか。

ビタミンCとビタミンC誘導体の違いをおさらい

 ここで、「ビタミンC誘導体」という単語が出てきたので、「はて? ビタミンCと何が違うの?」と思って調べたところ、ビタミンCは不安定で酸化しやすいため、化粧品に入れても成分をキープさせることが難しい。そこで、ビタミンCに何らかの分子をくっつけて安定性を高めたものが、ビタミンC誘導体。

 ビタミンC誘導体は肌に触れると体内にある酵素によってくっつけた分子が離れ、ビタミンCとして働き始めるので、ビタミンC誘導体入りの化粧品には、ビタミンCと同様の働きを期待することができるとか。なるほど! 

 とはいえ、ビタミンC誘導体も鉄壁ではないので、「APSソリューション10」は2剤式にすることで、安定しにくいビタミンC誘導体を鮮度の高い状態で角質層に届けられるようにしているとか。

 2剤を混ぜると、こんな感じです。

 本当に、とてもフレッシュ!

 しかも粒子が細やかで、肌にスーッと浸透していきます。

 化粧水に使う表現ではないような気もするのですが、「美しい」とすら感じてしまいました。

 「防腐剤や添加物などを配合せず、肌に負担をかけにくい処方のため、さまざまな肌状態でも集中ケアとしてご使用いただけます」とオフィシャルサイトがいう通り、敏感肌の私でもまったく痛くないのにもびっくり。

 肌の弱い私は、実はビタミンC入りの化粧水を使うと、ヒリヒリしたり、赤みが出たりすることもあったため遠ざけていたのですが、この化粧品は、ビタミンCでなく、ビタミンC誘導体入りだからなのか、とてもソフトでつけるとむしろ気持ちがいいのです。

 「優しく」「攻めた」ケアをしたい人には、かなりオススメだと感じました。

2023.10.08(日)
文・写真=にらさわあきこ
撮影=釜谷洋史