◆【元田中】イーパンツァイ タナカ
ディープ中華の新名所 出合いの味を楽しむ

民家の間をすり抜けるようなアプローチを進むだけで、ディープ中華のオーラが立ちのぼる。メニューはアラカルトのみ。黒板に書かれ、季節や仕入れごとに細かく変わっているのがわかる。

トルコの生地を使ったサクサクさ最上級のエビの揚げ物や、豚足をビール漬けにして煮込んだトロトロの土鍋料理と、新しいアイデアと手間のかかる仕事が同居する味に京都の食通たちも脱帽。
14時からの営業時間も食べるのに忙しい旅ではうれしい!

イーパンツァイ タナカ

所在地 京都市左京区田中里ノ内町26
電話番号 075-708-2793
営業時間 14:00~16:30(金~火曜)、17:00~21:00(焼き物は17:00~のみ)
定休日 水曜
Instagram @yi_pan_cai_tanaka
※カード不可
●要予約。夜は17:00、18:30のスタート
◆【岡崎】京、静華
これぞ京中華の真骨頂 カウンターで妙技を

店内はカウンターのみ。フラットで、シェフの一挙手一投足を眺めながら、というのは割烹などでもあることだが、こと中華となるとその迫力に胸が踊る。

宮本静夫シェフの動きには無駄がなく、素材の状態を見極めながら秒で仕上げたり、ピークを目指してじっくりと火を通したり。
また、京都らしい塗りのお椀を開ければフカヒレの姿煮がひらり、なんていうことも。ごまかしの効かないシンプルさはシェフの真骨頂だ。

京、静華

所在地 京都市左京区岡崎円勝寺町36-3 2F
電話番号 075-752-8521
営業時間 18:00一斉スタート
定休日 月・火曜、不定休
http://kyoseika.com/

京都の中華
2023.09.07(木)
文=CREA編集部
写真=ハリー中西
CREA 2023年秋号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。