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いよいよピースツアーへ出発です!

 今回参加したのは、約2時間かけて広島市平和記念公園レストハウスから、平和記念公園、広島赤十字・原爆病院メモリアルパークや広電本社、平和記念公園を巡る「スタンダードコース」。

 では、ツアー参加者の方々と一緒に電動自転車に乗って出発です!

 自転車をこいで数分。まず立ち寄ったのは、「広島赤十字・原爆病院メモリアルパーク」。ここには、被ばく遺跡や、原爆で犠牲になった病院職員の慰霊碑があります。

 ここは爆心地から約1.5キロ離れた場所ですが、それでもこれほどの被害をもたらしたという事実を目の当たりにし、言葉が出ませんでした。

 広島赤十字・原爆病院メモリアルパークを後にした私たちは、広島大学の敷地内にある東千田公園へと向かいます。

 ここにも、被ばく遺構である広島大学旧理学部1号館の建物があります。

 高くそびえる樹木が気持ちのいい場所ですが、これらは戦後まもなく、世界中から集まった木々を植樹したのだそう。

 次は、爆心地から半径約2キロ~2.5キロのところにある「広電(広島電鉄)本社」にやってきました。

 ここには、「広電」の愛称で親しまれている市電の車庫があります。広島では被ばくしてたった3日後に運航を再開した「被ばく列車」と言われる電車が、今も現役で走っているそう。

 この日は偶然、その「被ばく列車」が停まっていました。

 最後は平和記念公園に戻って電動自転車を返却し、解散です。

 実際に、自分の足でスポットを巡り、ガイドさん自身の体験や気持ちを聞くことで、ガイドブックなどで情報として見聞きするよりも分かりやすく伝わってきました。

 原爆で多くの犠牲者を出し、焼け野原となった広島。焦土と化した広島がどう復興していったのか、その一端が垣間見えた気がしましたし、ここまで復興した人々のすごさにも思いを馳せました。

 約2時間の体験でしたが、広島の悲しい歴史と、今の平和の大切さがギュっと詰まった、そんなツアーだったように感じます。今の時代だからこそ見ておきたい、大切な場所なんだということを改めて実感できました。

sokoiko!

料金 /1人5,000円
所要時間 約2時間(11:00~13:00 / 15:00~17:00 (毎日)
ツアータイプ シェアツアー
電話番号 090-4804-7477
https://www.sokoiko-mint.com/jp/
https://www.deep-exp.com/ja/hiroshima/activity/313

Dive! Hiroshima

https://dive-hiroshima.com/

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