街をメインフィールドとする動物写真家の佐々木まことさんが、日本の津々浦々を散歩しながら撮りためた犬や猫の写真は100万枚超! そのなかから厳選した傑作の数々をご紹介します。


vol.141

「ポチッ! とニャ♪ 『昼寝にニャいすな松の木を見つけたニャウ♪』ってニャンスタにアップするのニャ♪」

●Shooting Memo

本日6月1日は『写真の日』です♪
この時期には「写真」に関するイベントが各地で開催されております。私も10年ほど前よりボランティア運営スタッフとして「大阪写真月間」というイベントのお手伝いをしておりまして……今の時期は普段より忙しくなります。
私が「写真」を撮り始めてから40年ほどになりますが、その間にはカメラの自動化が進み、フィルムからデジタルへ……スマートフォンでの撮影が普通にと……目まぐるしい技術革新をして「写真」が誰にとっても身近なものとなるのを目の当たりにしてきました。
とくにスマートフォンの普及は大きくて、撮影してすぐにSNSにアップしたり、自分で自分を撮影する「自撮り」なんかが普通にされるようになったりするとは……40年前には想像もできませんでした。
写真は、いつも行きます公園に住んでいる「きなこ」と呼ばれている茶トラにゃんこを撮影したときの1枚です。
松の木の上で寛いでいるところを近寄って撮影しておりますと……レンズに興味津々で前足でちょこちょこと触ってくるので、まるで「自撮り」をしているかのような写真になりました♪

佐々木まこと(ささき まこと)

動物写真家。1968年北海道江別市生まれ、大阪府堺市在住。大阪芸術大学芸術学部写真学科を卒業後、同大学研究室に勤務。その後、'99年よりフリー。「わんこ」「にゃんこ」「どうぶつ」を関西圏を中心に全国津々浦々で神出鬼没にてストーカー撮影中。個展やグループ展などにも多数出展。著書に『ぼく、となりのわんこ』(オークラ出版)、電子書籍『となりのわんこ。vol.1~vol.3』(鈴屋出版)がある。最新写真集は『のらのいる風景』(鈴屋出版)。

Column

佐々木まことの犬猫脱力写真館

佐々木まことさんは、主に街をメインフィールドとした動物写真家。これまで、日本の津々浦々を散歩しながら撮りためた犬や猫の写真は、ゆうに100万枚を超えます。この連載では、その中から厳選した傑作の数々を一枚ずつご紹介していきます。

2022.06.01(水)
文・撮影=佐々木まこと