愛子さまの現在の夢は分からないが、陛下と同様にご興味のあるテーマについて継続して研究なさる仕事につかれるかもしれない。

外務省時代の母の姿を「純粋に素敵」

 黒田清子さんの教育は、「いつか結婚する日まで」というもので、公務においても、黒田さん自身が結婚時の会見で「継続的な責任のある立場に就いたりすることを控えてきたということはあるかもしれません」と述べていたが、愛子さまの場合は、結婚後も皇室の仕事ではないとしても、継続した研究を続けられることも考えられる。

 愛子さまにとって、理想の女性はやはり母親の雅子皇后だ。大学卒業後、外務省のキャリアウーマンとして仕事をして来た姿の写真をご覧になったことがあり、純粋に素敵だと思われたという。また、皇室入りされてからの皇后としての務めを拝見して、社会と関わり続けていることを尊敬なさっている。一般人だった雅子皇后と皇族の愛子さまでは、お立場の違いはあるにせよ皇后の生き方を手本とされるのは間違いない。

 

愛子さまは面白がって「オラ!」「オラ~」と

 昨年、愛子さまが大学で学ばれる第2外国語としてスペイン語を選択したことが注目された。実は、愛子さまにとってスペイン語は慣れ親しんできた言語なのだった。

 2004年、陛下がフェリペ皇太子殿下の結婚式に参列なさって帰国された後、スペインの写真やおもちゃを見せながらお話をされたことがあり、まだ3歳の愛子さまはスペインに興味を持たれるようになったという。

 愛子さまが陛下に「スペイン語でこんにちははなんていうの?」とお聞きになったので、陛下は愛子さまが分かりやすいよう気軽な挨拶の言葉で「オラというんだよ」と応えると、愛子さまは面白がって「オラ!」「オラ~」と雅子妃や職員に挨拶をなさるようになった。そして、地球儀でスペインの位置や国旗を憶えられたというエピソードもある。

 陛下は、皇太子時代の2006年からスペイン出身で外務省の主任講師を務めていたカルロス・モリーナさん(スペイン語専門学院アカデミアカスティージァ学院長)から、スペイン語を習われている。ライフワークの水問題をあつかう「世界水フォーラム」がメキシコで開催された際、基調講演をされたことがきっかけで、現在にいたるまでスペイン語の習得に定期的に臨まれているという。愛子さまも6歳の時の半年間、個別にモリーナ先生からスペイン語を習っていたことがある。

2022.01.03(月)
文=友納尚子