●スラスラ書けて便利! はたして目の疲れは……?

 まずは専用ケーブルで、PCと接続します。

 そして、PCのファイルから取り出した1枚の画像に、液晶ペンタブレット上で、文字やイラストを書き込んでいきます。

 イメージとしては、PCが教科書だとすると、液晶ペンタブレットが開いたページのコピー。コピーに自由に書き込んでは、新しいページ(ファイル)として教科書(PC)に戻すことができる、とでもいいましょうか。

 試しに、私のPCの画像ファイルから写真を一枚取り出して、ペンで書き込んでみました。

 思っていた以上にスラスラと書けて、便利で楽しいです!

 書き込みをしていく素材は、写真やイラストだけでなく、PDFでもOK。ワードなどのテキスト原稿もPDFに変換すれば、その上に書き込んでいけます。

 そこで、このコラムのPDF原稿にペンで書き込んでみました。

 これまた簡単にできました!

 通常、この液晶ペンタブレットを使用していない時は、編集部から送られてきたPDFファイルをわざわざプリントアウトして、ペンで書き込んでから、それをスキャンしては編集部に戻していました。

 が、この液晶ペンタブレットを使えば、モニターに直接書き込んで、そのままファイルとして保存できます。あとはそれを送ればいいだけなので、ラクな上、めちゃくちゃ時短です!

 仕事や勉強で資料や書類などをチェックしたり、書き込んだりする必要のある人には、とても便利だと思いました。

 また、この液晶ペンタブレットは、オンライン会議でホワイトボードのように使用できるというのです。そこで、今度はZoom会議をしてみました。

 どう使うかと言いますと、Zoomでは参加者同士で画面共有ができますよね。そこで、液晶ペンタブレットの画面を参加者で共有し、ホワイトボートとして使用するのです。

 キモは、ホワイトボートたる液晶ペンタブレットに、「進行内容」をペンで書き込んでいけること。

 オンライン会議をする時は、内容をキーボードで打ち込むことがありますよね。が、打ち込む時間がかかるため、ニュアンスが違ってくることがあります。でも、この場合はペンで書けるので、リアルな会議とスピード面ではほぼ同様。

 しかも、イラストや画像にも書き込めるので、見やすいし、発想も広がりやすい気がします。

 ちなみに液晶ペンタブレットの所有者でない「他の参加者」も遠隔書き込みができる上、全員が液晶ペンタブレットを持っていなくても書き込めるとか(ただし、ペン対応のPCやタブレット、スタイラスペンなどが必要ということです)。

 いずれにしても簡単な上にとても便利で、感動しました。

 が、今回のメインテーマはあくまでも、目の疲れの軽減。

 目線を動かしていたかが大事なので、使用中に撮影しておいた写真でチェックしてみました。

 写真で確認する前から自分でも感じていたのですが、モニターを2つ見ることになるので、目線は自然と移動させていました。

 普段は一点しか見ないので、とても大きなメリットです。

 結局、合計3時間ほどPCに向き合った後の疲れっぷりはこんなでした。

 さらに良かったのは、液晶画面を見つめていても、目がそこまで疲れなかったこと。

 「液晶が目にしんどいのではないか」と不安に思っていたのですが、この液晶ペンタブレット使用後の目の疲れ感は、自分のPC使用後よりマシレベルでした。

 液晶を長時間見る人たち用に作られたものなので、目への優しさが考えられているのかもしれません。

 PCをよく使う人で目が疲れまくっている人には、機器を補充するのはかなり「アリ」だと思いました。特に、目線をあまり移動させない人や、「たまに遠くを見る」などの休憩を忘れがちな人には、機器が力強い味方になってくれるかもしれません。

にらさわあきこ

文筆家、美容研究家。NHKディレクターを経て、文筆業に。恋愛や結婚、美容について取材・執筆を続ける中、2019年から美容活動を強化。簡単&ラクに綺麗になるための情報をブログやインスタ、雑誌ウェブなどで発信中。著書に『未婚当然時代』(ポプラ新書)。『婚活難民』(光文社)『必ず結婚できる45のルール』(マガジンハウス)など。
インスタ:@akiko_nirasawa_beauty、ブログ:『美活☆365日 簡単&ラク~に綺麗になろう!』

Column

にらさわあきこの日々是実践美容道

 新人美容研究家のにらさわあきこが取り組む美容道。アラフォー超えて、本格的に真剣に取り組むことになった「美容体験」や「美容習慣」の考察記。

2021.11.28(日)
文・写真=にらさわあきこ