密かな野望「理想は大きな犬と猫2匹で暮らしたい」

――相田さんのように、おうち時間が長くなったことでペットを迎え入れたという人も多いようですが、すぐに手放す人も多く、問題になっていると聞きます。

 そうなのかぁ。僕の場合、猫と一度暮らしたことがあったのがよかったのかもしれないですね。けど、手間がかかることくらい、わかるじゃないですか。その想像力は大事。命を預かれないなら、ゲームとかにしておけばいいんじゃないですかね。昔でいえば、シーマン(編集部注:1999年に発売された人面の生物を育成するゲーム)とかからペット系のゲームはあるわけですから。

――責任を持って飼い続けてほしいですよね。相田さんは2匹のことをよく観察してますね。

 楽しいですからね。2匹とも棒の先にキラキラ光る蝶々がついてるおもちゃが好きで、よく遊んでるんです。クロの跳躍力に対してシロはあんまり飛べないので低いところに置いてあげないと遊べないんですけど、シロが遊んでる時、クロは順番を待ってます。キャットタワーも買ったばっかりなんですけど、すでにボロボロ。シロはちょっと抜けてるので、てっぺんまで上がると降り方がわからなくなっちゃうみたいで、鳴いて呼ばれることもあります。

うちの子ベストショット③

「『今日は天気がいいですねぇ~』『そうですねぇ~』じゃないんだよ」(相田さん)

――シロちゃんとクロちゃん、本当に仲良くしてるんですね。

 仲はめちゃくちゃいいですね。最初、クロが高いところからシロの顔面めがけて落ちるっていう、新日本プロレスじゃねぇんだぞ! っていう危険な技を繰り出してて心配してたんですけど、今はよく一緒にいますし、一緒にいなくてもすれ違いざまにチューしたりしてて。なんだ、そのおシャレな感じ! と思いながら見ています。この間、2匹とも1歳の誕生日を迎えて、おもちゃをわんさか買ったので、また一緒に遊ぶのが楽しみですね。

――オトナになると遊んでくれなくなる子も多いみたいですよ。

 うわぁ、それは寂しい。たしかに今のうちかもしれないので、できるだけ一緒に遊びたいですね。

――育っていく過程もまた楽しみですね。

 とにかく健康ですくすくと育ってくれれば。シロのほうはちょっと体が弱いのかなぁ。目やにが多くて結膜炎になりやすいんです。お医者さんに相談したら、治るかどうかわからないので、根気よく治療を続けていくしかないですねと言われたので、目薬を処方してもらってます。クロも体格の割に心臓が大きいみたいです。今は大丈夫とは言われたんですけど、将来的にちょっとだけ心配ですね。

――それは気がかりです。

 トイレのおしっこの量を勝手にチェックできるヘルスアプリがあるんですよ。僕がいない時、何回おしっこしたかがわかるじゃないですか。異変に早く気づくことが重要なので、細かく観察するためにそういうアプリの導入も考えてます。あと、ペットの様子を追跡できるペットカメラも欲しい。長く一緒にいられるように、いろいろと考えていきたいですね。

――相田さんにとってシロとクロはどんな存在ですか?

 僕、34歳にして1人暮らしを始めたんですけど(笑)、ずっと連れ添っていく大事な存在ですね。家に動物がいるってすごくいいですよ。本当はもうちょっと行動範囲を拡大させたくて。将来的にもっと広い家に引っ越せたら、1室丸々、猫の部屋を作ってもいいなと思ってます。

――ちなみに、犬と一緒に暮らしたいという願望はもうなくなりましたか。

 正直……あります。理想としては、大きな犬と猫2匹と一緒に暮らせたら最高だなと思いますけど、犬は散歩に出る時間が取りにくいので難しいかなと。猫もオトナになってから新しい子を迎え入れると仲良くならないと聞いたりもするので、飼うとしてもだいぶ先の話になりそうですね。

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相田周二(あいだ・しゅうじ)

1983年5月2日生まれ。東京都出身。2005年、中学の同級生だった小宮浩信とお笑いコンビ「三四郎」を結成。ネタでは漫才を中心に活動しているほか、さまざまなバラエティ番組やラジオ番組で活躍。現在は『有吉の壁』(日本テレビ)、『デカ盛りハンター』(テレビ東京)、『三四郎のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)などにレギュラー出演している。

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Column

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2021.07.17(土)
文=高本亜紀
撮影=平松市聖
写真=相田周二