野菜をふんだんに使った 気の巡りをよくするスープ

「春のアクアコッタ」のレシピ

 「水で煮た」という意味のスープは、ブロード(だし)を使わずに水で煮て、野菜の味わいをシンプルに楽しむ、イタリア・マレンマ地方の郷土料理。

 春の訪れを告げる復活祭をイメージし、復活のシンボル・卵を落として栄養アップ。

 気の巡りをよくする豆類や玉ねぎ、血を補うにんじんも入れ、見た目も楽しげに。

■材料(2人分)

[A]
・玉ねぎ 1/4個
・セロリ 5cm
・にんじん 1/4本
・にんにく 1/2片
[B]
・スナップえんどう 50g
・絹さや 20g
・グリンピース 20g
・パルミジャーノ・レッジャーノ(すりおろし) 大さじ2
・卵 2個
・オリーブオイル 大さじ4
・酢 大さじ1
・塩 小さじ1強
・こしょう 少々
・バゲット 1/4本

■つくり方

(1) [A]の玉ねぎは粗みじん切り、セロリは小口切り、にんじんは薄切りにする。にんにくは芽を取り、薄切りにする。[B]のスナップえんどうと絹さやは筋を取る。グリンピースはさやから出す。

(2) 鍋にオリーブオイル大さじ2を入れて弱火にかけ、[A]を入れて軽く塩をふって5分炒め、ふたをして5分蒸し煮にする。

(3) 別の鍋に1と1/2カップの湯を沸かし、塩小さじ1/2を加え、[B]を3分ゆでる。ざるに取り、冷水にさらす。ゆで汁は(2)に加える。

(4) (2)にグリンピースを加えて3分煮る。3を加えてさらに1分煮て、火を止めてパルミジャーノをふる。

(5) ポーチドエッグをつくる。深めの小鍋に4カップの湯を沸かし、酢、残りの塩を加えて弱火にする。菜箸でお湯を一定方向にかき回して渦をつくり、真ん中に割った卵をそっと入れる。4分煮て玉じゃくしですくい、キッチンペーパーを敷いたざるに上げる。

(6) 器に(4)を盛り、(5)をのせ、こしょうをふる。

(7) フライパンに残りのオリーブオイルを入れて中火にかけ、好みの大きさに切ったバゲットを焼き、(6)に添える。

2021.03.09(火)
Text=Noriko Tanaka
Photographs=Aya Sunahara
Styling=Mariko Nakazato
Cooperation=AWABEES、UTUWA

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※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

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