ショーケースに出席した記者の話によると、この日の2人は発言だけでなく、互いを見つめる表情や配慮する動作にまで親密な雰囲気を漂わせていたという。ショーケースが終わった後には、記者の間で「2人は付き合っているのでは?」という話まで出たほどだった。

 その後、ソン・イェジンは舞台挨拶の仕事であちこちを回りながら、貸切バスで隣同士に並んで座った2人の姿を自分のインスタグラムに載せた。映画広報の一環だったのだろうが、あまりにも仲が良さそうなツーショットはファンの心をときめかせ、ネットを中心に熱愛説が広がっていった。

 

「愛の不時着」未公開カットで手を握っていた?

 2019年1月には、米国発の熱愛説が飛び込んだ。米ロサンゼルスの韓国料理店で、2人がソン・イェジンの両親と一緒に食事をする姿を見たという目撃談がファンのSNSに掲載され、さらに10日後には、米国のあるスーパーで2人が一緒に買い物をしている写真もアップされた。

 しかし当時、2人の所属事務所は「それぞれ米国旅行中に偶然出会って一緒に買い物をしただけで、写真を撮られたスーパーには2人のほかにも知人が多数いた」と説明。熱愛説を強く否定した。その後、ヒョンビンの所属事務所では、ネット上で「根拠の無い熱愛説を流す書き込みを通報してほしい」とファンに頼むほどだったという。

「愛の不時着」で2人の2度目の共演が発表されると、再び熱愛説がネット上を熱くさせた。

 ドラマの中で平壌(ピョンヤン)市内で、チキンとビールのデートを楽しむシーンを撮影したビハインドカット(未公開カット)で、2人がテーブルの下で手を握っていたというネット民たちの鋭い指摘が出たり、2人が一緒にあるホテルの結婚式場を見学に来たという目撃談も出たりしていた。それでもそのたびに、それぞれの事務所は強く否定し、ファンは半信半疑で2人を見守っていた。

スクープした「オンライン媒体」とは?

 ところが2021年1月1日、芸能記事を専門とするオンライン媒体「Dispatch(ディスパッチ)」が2人の熱愛をスクープした。

2021.01.17(日)
文=金 敬哲