スペインの最西部、ガリシアの豊かな食材。

 そのおいしさは「スペイン産」としてではなく、「ガリシア産」として国内では名が知られています。

 そこに、洗練の技をプラスしたレストランやお店あり! ぜひ訪れたい、選りすぐりの4軒ご紹介します。


自然の旨みを熟知した 女性シェフの食の作品

●A Tafona de Lucía Freitas(ア・タフォーナ・デ・ルシア・フレイタス)

カラフルなニンジンとムール貝の南蛮漬け。

 地元サンティアゴ出身の女性シェフ、ルシア・フレイタスによる、話題のレストラン。

高い天井が、広々とした空間を演出している。

 旧市街のアバストス市場のすぐ近く、ホテル・タフォーナ内にパートナーと店を構えたが、ほどなくして共同経営を解消、大幅改装と同時に名前も新たに独り立ちしたところ、またたく間にミシュラン1ツ星を獲得という快挙をなした。

左:カツオのビーツと紫キャベツのタルタル添え。
右:赤貝と根野菜のピクルス。

 幼少期から自然と親しみ、その大切さを重んじるルシアが使うのは、新鮮な地元産の食材。特に野菜は、父親が近郊で有機栽培しているものを畑から直接厨房へ。

左:地元の食産業における、女性の地位を確実に高めた料理人、ルシア。
右:サンティアゴ近郊の父の畑で穫れた新鮮野菜。

 素材を大切にしつつ、かたち、色、香り、味とすべての要素が完璧なバランスをかたちづくる料理を提供する。

ベリーのデザート。料理の写真はすべてデグスタシオンメニューから。スナック、メイン、プティフールで計21品 65ユーロ、計27品 98ユーロ。

 アバストス市場をはさんで西側に、2軒目となるレストラン、ルメも最近オープンした。こちらは長テーブルでカジュアルに利用できる。

タフォーナ通り位置する。

A Tafona de Lucía Freitas(ア・タフォーナ・デ・ルシア・フレイタス)

所在地 Rúa da Virxe da Cerca, 7, Santiago de Compostela, A Coruña, Galicia
電話番号 981-562-314
営業時間 13:00~15:30、20:30~22:30(日曜は昼のみ) 
定休日 月曜、日曜夜
https://nove.gal/chefs/lucia-freitas/

Feature

スペインの最果て
豊潤の地 ガリシアを巡る

Text=Kazuyo Yasuda(KRess Europe)
Photo=Atsushi Hashimoto
Coordination=Terumi Moriya

この記事の掲載号

まだ見ぬスペインへ

CREA Traveller 2020年春号

まだ見ぬスペインへ

定価1,350円 (税込)

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