サーファーを眺めながら海沿いの散歩道をゆき旧市街の可愛い店舗を覗き歩いて小腹が空いたらバルをはしごしてピンチョスを。これが、正解。

 美しい街並みと、おすすめのお店5軒を紹介。


王侯貴族が愛してきた カンタブリア海の真珠

ラ・コンチャビーチを望む風景は街の顔。

 カンタブリア海の真珠と謳われるサン・セバスチャン。

 遠浅につづく白砂の浜が弧を描くラ・コンチャビーチは王侯貴族が愛してきた高級保養地の空気を伝え、数え切れないほどのバルやレストランが路地に並ぶ旧市街は絶えず人で賑わう。

サン・ビセンテ教会前の広場で遊ぶ子どもたち。贔屓のチームはもちろんレアル・ソシエダ。

 旧市街に隣接するセントロ地区は、19世紀後半から創られたホテルや劇場、カジノがどこかフランス調で優雅な趣を感じさせるが、川を渡った先、ラ・スリオラビーチに面したグロス地区には、裸足でサーフボードを持つサーファーたちが行き交い、フレッシュで自由な空気が流れている。

ビーチへ向かう歩行者用トンネル天井には壁画アートがある。
年間を通じてコンスタントに良い波が立つ、ラ・スリオラビーチ。

 海岸線を踏破しても約6キロ、人口18万人ほどの小さな街だが、その魅力は実に多彩なのだ。サンセバの人々は勤勉で真面目、そして挑戦的だ。

スペインのなかでも降水量が多く、緑の多い地域であるサン・セバスチャン。晴れ間が出ると陽光を楽しむ人たちの姿が街に溢れる。

Photo=Takashi Shimizu
Coordination=Yuki Kobayashi、Yumi Oyama

この記事の掲載号

まだ見ぬスペインへ

CREA Traveller 2020年春号

まだ見ぬスペインへ

定価1,350円 (税込)

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