郷土料理こそがイタリア料理の真髄!

 イタリア各地方の郷土料理や、マンマが工夫して作った料理を研究している齋藤奈津子さんが、家でも出来る簡単なイタリア料理をご紹介します。


家庭で余りがちなハーブを「ハーブ塩」に変身

 イタリア料理では、臭み消しや香りづけなどにローズマリーやタイム、バジルなどフレッシュハーブを使います。

 日本で言うと大葉や生姜のような感覚に近いのでしょう。ただ、日本のご家庭でイタリア料理を作ると、使いきれずあまりがちなハーブ。

 今回はそんな余ったハーブの活用法をご紹介します。材料は簡単! ハーブと塩のみです。塩は岩塩があればおすすめです。

■材料

・余ったハーブ(ローズマリー、タイム、セージ、バジル、イタリアンパセリなど)
・塩

■作り方

(1) 使いきれなかったフレッシュハーブを、ドライフワラーの要領で逆さまに吊るして干します。季節によって変わりますが、目安は5~7日ほど。

(2) ハーブが完全に乾いたら、包丁で細かく刻み、塩に入れて良くかき混ぜ、保存ビンなどに入れます。

 ハーブの量はお好みで調整してください。自分好みのハーブをブレンドして作るのがおすすめです!

★Point

・ハーブに日が当たると香りが飛んでしまうので、ハーブを干すときは風通しの良い日陰で行ってください。
・電子レンジや冷蔵庫でもドライハーブは作れますが、香りが飛んでしまったり、臭いがほかの食べ物に移ってしまう可能性もあるので、のんびりとドライで作ることをおすすめします。このほうが、多少時間はかかりますが、失敗も少ないです。
・ハーブは完全に乾ききっている状態で塩に混ぜてください。
・乾燥させて刻んだレモンの皮を入れるのもおすすめです。

2020.05.04(月)
文・撮影=齋藤奈津子