野外授業へ突入!
食用に適しているのは
わずか2%
簡単な説明の後は、リーさんと一緒に野原へと繰り出し、野外授業に突入です。参加者全員足下を凝視しつつ、きのこを見つけるたびにリーさんの説明を聞きます。無数とも思われるきのこの種類のなかで、食用に適しているのはわずか2%、毒があるものも2%とのこと。※20%など、諸説あり
すなわちほとんどのきのこが、食べても毒ではないけれど、食べるには値しない味、ということのようです。
野原から森へ入ると、ブナ、トネリコ、オークの大木のまわりを注意して見るように、とリーさんからの指示。これらの木のまわりに、食用のきのこが生える傾向があるのだそうです。
残念ながら、この日の収穫はわずかでしたが、去り際にジロール茸をふたつだけ、見つけることができました。
ひとつひとつのきのこについて、リーさんから解説を聞きます。場合によってはその場で同定できず、「あとで本と照らし合わせて確認しましょう」ということも。きのこの種類はあまりに多いのです。
文・撮影=安田和代(KRess Europe)