アクティブに過ごした旅先での一日をクールダウンしてくれるバーでのひととき
アペリティフ片手に夕食への期待を高めるのも食後の一杯を味わいながら余韻に浸るのも。どんな使い方も受け止めてくれるのは上質なカクテルと空間を持つ、こんなバー。
控えめな看板をお見逃しなく!
ノンアルコールのモクテルも充実
●APOTHECA
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店名はギリシャ語で薬を扱う店の意味。
内装も7メートルものマホガニー製カウンターに引き出し式のバックバー、ハーブを漬け込んだ薬草酒が並び、棚になった扉の奥には貯蔵庫と、いにしえの薬局からインスパイアされたものとなっている。
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「お酒は百薬の長。与え方ひとつで毒にも薬にも」という店主の松尾佳樹さん。
さりげなく薬を意識したカクテルが個性的でもある。
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たとえば“パナシア”はダークラムとりんごジュースを合わせたもの。
「1日1個のりんごで医者いらずと言いますよね」
ユニークな発想で作られるモクテルも豊富。
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ごく控えめな看板を見逃さないよう足を運びたい。
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APOTHECA
(アポテカ)
所在地 京都市中京区蛸薬師通麩屋町西入ル油屋町145 洋燈館4F
電話番号 075-253-0770
営業時間 15:00~
定休日 不定休
※チャージ 500円
http://apotheca-kyoto.jp
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Feature
京都で芳醇なカクテルを
Text=Mako Yamato
Photo=Kunihiro Fukumori